セルフケアが難しい体ニキビは、ニキビに効果が期待できる入浴剤を使って対策するのが有効です。ニキビケアに効果的な入浴剤の選び方や予防法とあわせて、おすすめの入浴剤を11点ピックアップしてご紹介します。
体ニキビの原因と4つの予防法
できてしまったニキビに対して、きちんとケアしていますか?誤った思い込みのもので対処していると、症状を悪化させてしまうことがあります。まずはニキビの原因や効果的とされる予防法についてご紹介しましょう。
体ニキビの原因は毛穴つまり
ニキビの原因のひとつとして、毛穴つまりが考えられます。肌から剥がれ出る老廃物などで毛穴がふさがると、毛穴から分泌された皮脂が外にうまく排出されにくくなったり、皮脂が毛穴のなかにたまったりすることでニキビができてしまうのです。
毛穴つまりが原因のニキビは、放置すると症状が徐々にエスカレートするばかりです。やがて炎症をおこしてしまうと、化膿することもあります。また肌の表面に痕が残ってしまうこともあるので油断することができません。
なお、気になるからといって手で触るのは厳禁です。健康的で美しい肌を取り戻すには、正しい知識のもとでケアすることが欠かせません。
効果的な体ニキビの予防法4つ
できてしまったニキビに対処するのではなく、できればニキビの発生を未然に防ぎたいものです。しかし、ニキビを防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?ニキビの予防に効果的とされる方法を4つ取り上げてご紹介します。
髪は前方に垂らした状態で洗うのがおすすめ
皮脂だけでなく、シャンプーやコンディショナーなどが毛穴つまりを助長するおそれがあるといわれます。シャンプーなどのすすぎ残しがニキビの原因にならないよう、入浴時に髪を洗う際は、できるだけ前にかがみむような姿勢を心がけてください。
また、髪にシャンプーなどが残っている場合がありますので、すすいだあとも髪をタオルで巻いたりクリップで留めたりするようにして、できるだけ髪が肌に触れないように注意すると良いでしょう。
上から下へと順に洗う
入浴時に体を洗う順番にも注意してください。シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しはニキビの原因になることがあります。髪、顔、体の順、つまり上から下へと順に洗うようにすることで、洗剤のすすぎ残しのリスクを軽減することができます。
どうしても別の順序で洗いたい場合は、洗髪後に髪をまとめて肌にかからないようにしたうえで、必ず全身の肌をきれいに流すようにしましょう。
入浴後の保湿ケアを徹底する
オイリーな肌だとニキビができやすいと思っている方が少なくありませんが、これは間違いです。とくに背中やデコルテ周りなどの場合、肌が乾燥していると、皮脂をよりたくさん分泌しようとしてしまいます。
皮脂の量が多くなると、それだけ毛穴つまりのリスクが高まりますから、入浴後、肌が乾燥していると感じたら、ボディーローションなどを使ってきちんと保湿するように心がけてください。
衣類や寝具は吸水性に優れた素材を選び、清潔に保つ
体に身につけるものにも注意したいところです。化繊など吸水性が悪い衣服を着ていると、皮脂が肌に付着したままになりやすくなります。
これは寝具も同様です。とくに汗をかきやすい就寝中は、コットンや麻など、吸水性に優れたものを着て休むようにしてください。衣類や寝具、ともに清潔に保つことも大切です。こまめに洗うようにしましょう。
ニキビ対策できる入浴剤の選び方3つのポイント
入浴剤を香りや色で選んでいる方も多いと思いますが、ニキビ対策できる入浴剤があることをご存知でしょうか。入浴しながらニキビ対策ができる入浴剤は、以下の3タイプです。選び方のポイントを押さえて、ニキビ対策にお役立てください。
角質や毛穴の汚れを落とす
毛穴つまりがニキビの原因になることはすでに説明した通りです。入浴剤を選ぶ一つ目のポイントは、古い角質を落としたり、毛穴の汚れを落としたりする効果が期待できるかどうかです。
ニキビは皮脂量が多いところにできやすいといわれています。ところが、乾燥やストレスなどが原因で、肌のターンオーバーが正常に行われないと、古い角質が蓄積しやすくなります。すると、毛穴のつまりをおこし、皮脂が毛穴のなかにたまりやすくなってしまうのです。
ニキビが気になる方、ニキビを予防したい方は、古い角質を除去する効果のある入浴剤を選ぶと良いでしょう。
殺菌作用がある
毛穴つまりや、乾燥などが原因でおこる皮脂の過剰分泌だけでなく、細菌が繁殖することでニキビができる場合があります。
本来、汗と一緒に皮脂が毛穴から分泌されますが、ターンオーバーが正常でないとき、角質が厚くなって出口がふさがれてしまい、皮脂がたまると、皮脂をエサとするアクネ菌が繁殖するといわれています。アクネ菌が増えると、肌が炎症をおこしてニキビができてしまうのです。
毛穴つまりにも注意しているし、保湿ケアもしっかりしているのにニキビができてしまうという方は、このアクネ菌に対して殺菌効果を発揮する入浴剤を試してみると良いかもしれません。
血行を促進する
血行を促進する入浴剤もニキビ対策に効果的とされます。血行が悪化すると、肌の細胞に必要な栄養がうまく行き届かなくなり、肌のターンオーバーが乱れやすくなるといわれています。
ターンオーバーの乱れがニキビの原因になることはすでに触れた通りです。肌の色がくすんだり、肌が乾燥したり、シミやシワが増えたりしたら、血行不良のサインかもしれません。血行を促進する入浴剤で改善しましょう。
ただし、あとで解説する通り、熱いお湯に長く浸かりすぎないようにくれぐれもご注意ください。
ニキビケアできる入浴剤おすすめランキングTOP11
ニキビケアに特化した入浴剤はたくさん市販されていますが、なかでも人気のある商品を11点ピックアップします。それぞれの特徴を紹介しますので、自分好みの入浴剤を見つけてください。
第11位 楽天でも人気!【華密恋】薬用入浴剤
1982年の発売以来、人気が継続中の入浴剤です。ニキビや湿疹、あせもなどの肌荒れに効果的です。有効成分は、カモミール由来のカミツレエキスで、余計な化学成分は一切使われていません。カモミールには保湿効果があり、乾燥などの肌トラブルを防いくれます。
- 容量:400ml
第10位 アットコスメでも高評価!【アユーラ】アクティブスパα
生薬成分が贅沢に使われた『アユーラ』の入浴剤です。温浴効果が抜群で、発汗と血行を促進します。体が温まることで、ニキビ対策にも効果的で、同時に、手足のむくみや肩こり対策にもなりますよ。
一回分が入った個包装タイプなので、使いやすいのもポイントです。
- 容量:30g×10包入
第9位 天然のソルトとハーブの入浴剤【クナイプ】バスソルト カミーレ<カミツレ>の香り
ひときわ目を引くおしゃれなパッケージが特徴の『クナイプ(KNEIPP)』で、なかでもニキビ対策としておすすめなのが、カミーレの香りです。抗炎症作用をもつカミツレが有効成分として使われており、荒れた肌を鎮めて健やかに保ちます。
- 容量:850g
第8位 セラミドを守って補う【キュレル】入浴剤
乾燥性敏感肌の方にもおすすめなキュレルの入浴剤です。洗浄成分と保湿成分のあるボディケアシリーズで、ニキビのない健やかな高密度肌へと導きます。つめかえ用も販売されているので、続けて使うことで価格をおさえられます。
- 容量:500g
第7位 シンプル・イズ・ベスト【シーボディ】イルコルポ ミネラルバスストーン
『シーボディ』のこちらの商品は、「角閃石(かくせんせき)」という天然石でてきています。
その天然石から放出される遠赤外線により保温力は抜群で、お風呂を出てから約1時間後もポカポカでいられますよ。
血行が良くなるとスムーズなターンオーバーに繋がり、美肌を期待できるでしょう。
第6位 お肌のキメを整える【BARTH】中性重炭酸入浴剤
不可能とされてきた中性重炭酸入浴を家庭でも行えるようにとの考えで開発された入浴剤です。この入浴剤を入れたゆるめのお湯に長時間浸かると、血行を促進し、疲労回復につながります。体が温まるためニキビなどの肌荒れ対策にも効果的です。
- 容量:90錠
第5位 良質な重曹でカサカサ知らずの肌に【アースコンシャス】天然重曹 入浴用 内モンゴル産
ニキビ対策として有効な重曹にもいろいろなタイプがありますが、こちらは内モンゴルで採掘された天然の重曹を使用しています。合成着色料や合成香料、防腐剤が無添加で、大容量のためコスパが良いのもおすすめポイントです。
- 容量:3kg
第4位 温浴効果を高める【バスクリン】きき湯 ミョウバン炭酸湯
『バスクリン』の人気ブランド「きき湯」から発売されている「ミョウバン炭酸湯」は、肌荒れが気になる方向けに特化した商品です。肌のべたつきをさっぱりと解消してくれます。炭酸ガスの温浴効果により血行が促進し、リーフの香りで落ち着いた気分になりますよ。
- 容量:360g
第3位 大人ニキビ対策に【マックス】薬用アクネオフ 重曹湯の入浴剤(医薬部外品)
大人女性の体ニキビや肌のザラつきを防ぐ効果が期待できる、薬用大人ニキビ対策の入浴剤です。有効成分として重曹が使われていて、古い角質を落としやすくすることでお肌を清潔に保ちます。リラックス効果のある爽やかなユーカリの香りも嬉しいポイントです。
- 容量:500g
第2位 優しい香りでリラックス誘う【薬用ビューネ】バスソルト
肌荒れ対策として人気のある『薬用ビューネ』シリーズのバスソルトは荒れ性やニキビに効果が期待できる、薬用入浴剤です。さっぱりとした湯上がり感も魅力のひとつで、ニキビ以外にも肩こりや冷え性対策としても使えます。
- 容量:20g×30包入
第1位 毛穴汚れを落とす【KEYUCA】薬用 バスパウダー 薔薇
ローズ水や菖蒲、ヨモギなどの天然由来成分が17種含まれています。パパイン成分が角質を洗浄し、青パパイヤ酵素による温浴効果が期待できるバスパウダーです。パッケージはパステルカラーメインで優しい雰囲気なので、ギフトとしても喜ばれます。
- 容量:25g
これはNG!ニキビを作りやすい6つの入浴法
思い込みに基づく正しくない入浴法や、湯上り後の誤った行動がニキビの発生を助長している場合が少なくありません。ここでは、ニキビを作りやすいといわれている入浴法について解説します。心当たりがある場合は、すぐに改めるようにしてください。
石けんを使って全身を毎日洗う
毎日入浴する方がほとんどだと思いますが、お風呂に入ったら当たり前のように石けんを使って体を洗っていませんか?実はこれがニキビには良くありません。
皮脂腺がたくさんあるとされる胸や両わき、背中の上あたりはやむをえないところですが、腕や足など、皮脂腺が少なく汗をかきにくい部位まで、しっかり洗うのはおすすめできません。石けんを使って洗うと乾燥しやすくなり、肌荒れなどのトラブルの原因となる恐れがあるからです。
石けんをじかに体に当てて洗っている方もいますが、これもNGです。肌に必要な潤いまで流れてしまうといわれます。ネットなどを使ってよく泡立てたうえで、ふんわりやわらかい泡を使ってやさしく洗うよう心がけましょう。しっかりすすぐことも忘れないようにしてください。
湯船に長く浸かりすぎる
長風呂が好きな方も要注意です。湯船、とくに高温のお湯に長く浸かりすぎると、乾燥肌になりやすいといわれています。湯に浸かって肌がふやけた状態で入浴し続けると、肌に必要な皮脂が取り除かれてしまうからです。
ぬるめ(39度ぐらい)のお湯に15分程度とするのが良いでしょう。
入浴後にタオルで体を強くふく
きちんと水分を取り除こうと、湯上りに体をバスタオルでゴシゴシ拭いていませんか?入浴後の肌は、とてもやわらかく普段よりもデリケートな状態になっています。タオルで強く拭と、肌にダメージを与え、乾燥を促してニキビをできやすくしてしまいます。
やさしくたたくように水分をオフして、肌の潤いを必要以上に奪わないよう心がけましょう。
入浴後すぐに保湿を行わない
湯上りして水分を取り除いた瞬間から肌は乾き始めています。タオルドライ後、できるだけすみやかに化粧水やボディローション、ボディークリームなどを使って保湿するようにしてください。
ドライヤーの温風を顔や体に当てる
ドライヤーの温風にも注意してください。入浴後、ドライヤーで髪を乾かす際、顔や体に温風が当たると、肌の乾燥が助長されてしまいます。低温やけどをおこすこともありますので、できるだけ低めの温度で、髪から離してゆっくり乾かすようにすると良いでしょう。
しっかり体を覆う衣類を身につけてドライヤーをするのもおすすめです。
スマホを見ながら湯船に浸かる
最近は半身浴などをしている方も多いと思いますが、スマホを持って湯船に長く浸かるのもおすすめできません。スマホの液晶画面から発される光が原因で、目の周辺の筋肉にストレスがかかったり、脳の働きを活発化し、交感神経が優位になったりするといわれています。
すると自律神経が乱れ、血行が悪くなって肌荒れの原因となることがあるのだそうです。肌が荒れると乾燥しやすくなり、皮脂量が増えてニキビの原因になることがあります。とくにリラックスしようとして浴室を暗くするのは、逆効果ですのでご注意ください。
入浴剤を使ったニキビケアで美肌を手に入れよう!
乾燥などの肌荒れ対策入浴剤を使うことで、入浴しながらニキビケアすることができます。ニキビは美肌にとって大敵です。入浴中や入浴後の習慣も見直しながら、効果的にニキビ対策して、美しい肌を手に入れてくださいね。