入浴剤には様々な種類がありますが、炭酸ガスや生薬など血行促進効果がある入浴剤は、特に疲れやストレスを軽減させてくれるでしょう。今回は、血行促進効果のある入浴剤を使うメリットと、おすすめ入浴剤を紹介します。お気に入りの入浴剤を見つけて、ぜひ日々の疲れを忘れてくださいね。
血行促進効果が得られる入浴剤は主に2種類!その成分とは
炭酸ガス系
湯船入れた瞬間に炭酸ガスを発生させて、リラックス効果や爽快感が得られるタイプの入浴剤です。
入浴剤から出る炭酸ガスは、体表面から吸収され、血管を広げる効果があります。血管が拡張されれば、血液の流れが良くなり、酸素をはじめとする栄養分を体の隅々まで運ぶことができます。
また、体に溜まった疲労物質の除去もスムーズになり、疲労やストレスを軽減します。炭酸ガスの入浴剤は、血行促進に加え、爽快感を得やすいので、運動後や暑い日の入浴にもぴったりですね。
薬用・生薬系
生薬系の入浴剤は、人間が本来持っている力をサポートしながら、血行を促進するタイプの入浴剤です。
配合されている成分は、自然由来であるため、安全性が高いのが特徴です。また生薬により時間をかけながら体質改善をしたいと考えている人におすすめです。
生薬は、様々な種類がありますが、当帰(トウキ)、川芎(センキュウ)、陳皮(チンピ)などが有名です。いずれも血管拡張や保温効果があるため、冷え性や肩こり・腰痛に効果的ですよ。
生薬独自の香りを生かした入浴剤以外にも、爽やかな香りを組み合わせて作られた入浴剤があるなどバリエーションも豊富です。
血行促進系入浴剤により得られる効果5つ
疲労回復
疲労状態の体は、血液の流れが悪く、体内に疲労物質が残っている状態です。また、全身に酸素が行き届いておらず、体を活発に動かすことも難しくなってしまいます。
そこで、入浴することで、血管内を流れる酸素や栄養分が体全体に行き届くようになり、体に溜まった疲労物質を体外に排出することができます。血行促進のある入浴剤を使用すれば、この効果を高めるサポートしてくれますよ。
体の疲労感は、日頃からスポーツする学生から日々の仕事に奮闘する社会人まで、すべてに関わります。入浴は毎日のことですので、日々の入浴から手軽に効果を得てくださいね。
基礎代謝の向上
血液の流れが良くなれば、老廃物の除去だけではなく、体が活動的になり基礎代謝の向上が見込まれます。
基礎代謝は、体が活動していなくても消費するエネルギーのことであり、基礎代謝が向上すればダイエット効果も期待できます。さらにスポーツする習慣のある人なら、より高いダイエット効果が期待できます。
日々の生活から体重を落としていきたいと考えている人は、まず血行促進させることが重要ですよ。
美肌効果
血行促進されれば、清潔感があり美しい肌へと近づきます。その理由は肌の新陳代謝を整えるからです。
新陳代謝が活発になれば、肌のバリア機能が高まるので、紫外線などの外部刺激から肌を守ることができます。肌のバリア機能は、日々のメンテナンスにより大きく左右されるので、血行促進効果のある入浴剤を使えば簡単ですね。
また、入浴剤の多くには、アミノ酸などをはじめとした美肌効果がある成分を配合しています。肌が乾燥しやすい入浴後でも、肌のコンディションを簡単に保つことができますね。
肩こりや腰痛の緩和
肩こりや腰痛の原因は様々ですが、主に血流の流れが悪くなることで起こるといわれています。そのため、炭酸ガスの入った入浴剤などを使用して患部の血流を促すことができれば、症状の軽減が可能です。
また、血流以外にも日々のストレスで肩こりや腰痛になる人もいるため、入浴剤の香りでリラックスすることもおすすめです。
肩こりや腰痛は徐々に症状が悪化していき、気付いたときには症状が重くなっていることもあります。そしてその痛みは、体全身の痛みへと繋がることもあるのです。そのため、日々の入浴から疲労を回復させたいものですね。
冷え性の改善
冷え性は、手や足など体の末端部分を血行促進させることで、改善することができます。
また、体の抹消部分の血流を良くするためには、入浴が一番効果的です。その際に入浴剤を利用すれば、血行促進をサポートしてくれるでしょう。
血行促進効果がある入浴剤おすすめランキングTOP10
第10位【バスクリン】バスクリン菖蒲の香り
1930年から続く、安全性と環境に配慮した『バスクリン』の入浴剤です。有効成分である乾燥硫酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムが、血行促進効果を高めます。そのため、毎日の体の疲れや冷え性、肩こりなどに効果的です。
また、アミノ酸成分が配合されているため、水道水の塩素を除去し肌への負担を軽減します。さらにオーガニック認証ホホバ油も採用しているため、肌へうるおいも与えてくれますよ。生後3ヶ月の赤ちゃんとも一緒に入浴ができるので、家族での使用にもおすすめです。
香りは10種類以上展開されており、企画品もあるので、毎日違う香りを楽しむことができます。
内容量は600gあり、1ヶ月程使用できるためコストパフォーマンスにも優れた入浴剤となっています。
第9位【花王】バブ ベルガモットジンジャーの香り
バブ独自の炭酸が血行を促進し、疲労感、肩こり・腰痛、冷え性の症状を和らげます。また、炭酸力に加え「あったかベール成分」を配合することで、湯上り後も体を冷やさず、心地良さをキープします。
香りは、爽やかなベルガモットを採用しており、天然のジンジャーアロマを組み合わせることで気持ちを落ち着かせてくれますよ。肌への優しさにもこだわっており、生後3ヶ月の赤ちゃんにも使えるので親子での入浴にも活躍します。
錠剤タイプであるため、毎日の入浴の際にも手間がかからず便利です。また、『花王』からは、同タイプの入浴剤で、香りのバリエーションが豊富に揃えられているため、香りを毎日変えて、入浴を楽しみたい人におすすめですよ。
第8位【アース製薬】バスロマン薬泉ほぐし浴
生薬の力で血行を促進する『アース製薬』の入浴剤です。生薬には、当帰(トウキ)エキスを採用することで、血行を促進し健康的な体へ導きます。
温泉成分としては、芒硝(ボウショウ)が含まれており、保温力を高め冷え性や腰痛・肩こりの人にも効果を発揮します。
また、保湿成分として地黄(ジオウ)エキスも配合されているため、肌への負担を軽減し健やかな肌を実現します。生後3ヶ月以上の赤ちゃんとも入浴が可能です。
香りは、生薬らしい薬草の香りを採用しており、気持ちを落ち着かせ心をリラックスさせてくれます。お湯色は、濁り湯で乳青色ですよ。生薬の力で健康的に血行促進をさせたい人におすすめですね。
第7位【バスクリン】きき湯マグネシウム炭酸湯
『バスクリン』のきき湯シリーズは、独自開発された温泉成分の粒が温浴効果を最大限に高め、血行促進のサポートをします。なお、この粒には、「温泉ミネラル」「炭酸ガス」などが配合されています。
また、きき湯は形が特徴的で、「ブリケット剤型」に有効成分を凝縮させており、すばやく発泡するので、有効成分も即座にお湯に溶けます。
爽やかなカボスの香りをはじめ、はちみつレモン・ラムネ・潮騒の計4種類の香りがあります。
種類が豊富にありますので、気分や好みによって使い分けることができますね。
入り心地はマイルドで爽快感がありますので、入浴後も快適さを保つことができます。溜まった疲れを、日々の入浴から手軽に軽減させたいと考えている人におすすめですね。
第6位【BARTH】中性重炭酸入浴剤
シンプルなパッケージと中性の重炭酸イオンが特徴の『BARTH』の入浴剤です。重炭酸イオンが血行を促進し、疲労回復や肩こり腰痛の症状を軽減します。
また、重炭酸泉での温浴である「重炭酸バルネオトリートメント温浴法」も取り入れれば、健康体温36.5℃ 以上を目指せますよ。健康体温の維持ができれば、免疫力や内臓機能が向上するため、健康的な生活を送れます。
また、入浴剤を含んだお湯を頭皮にかければ、頭皮環境が整い、毛にハリやコシを与えることもできます。
ビタミンC配合により塩素が中和されるので、子供との入浴も安心して楽しめる入浴剤です。シンプルな作りと優しい肌触りも魅力のひとつですね。
第5位【ホットタブstyle】薬用ホットタブ重炭酸湯
温浴効果を高めるために、重炭酸が配合された『ホットタブstyle』の入浴剤です。重炭酸は、血行促進効果以外にも、肌を清潔にします。
例えば重炭酸は、皮脂汚れや匂いの元になるミネラル汚れを除去することができます。また、洗髪の際に使用することで、頭皮に詰まった汚れを取り除くことができるので、快適な頭皮環境を実現することができます。
なお、無味無臭であることも特徴のひとつです。余計な成分が配合されていないので、様々な人が使用しやすく、赤ちゃんとも一緒に入ることができますよ。
第4位【クナイプ】バスソルトレモングラス&レモンバームの香り
レモングラス精油とレモンバーム成分が配合された『クナイプ』の入浴剤です。シトラス系ハーブの香りは、心と体をリフレッシュさせますよ。
配合されている2種類のハーブは、血行を促進させる働きがあります。レモングラスは、活力や集中力を向上させ、疲労回復や消化機能を改善するといわれています。そのため、夏バテ対策にも有効です。
また、レモンバームは緊張感や不安感を軽減することができ、消化器系のサポートや抗ウイルス対策にも有効です。
爽快な香りが好きな人や、暑い日の夏バテ対策に使いたいと考えている人におすすめの入浴剤です。
第3位【ツムラ】ツムラのくすり湯 バスハーブ
生薬の力で血行を促進させる『ツムラ』の入浴剤です。配合されている生薬は、当帰(トウキ)、川芎(センキュウ)、陳皮(チンピ)、浜防風(ハマボウフウ)、薄荷(ハッカ)、過密列(カミツレ)の6種類です。
いずれの生薬も、血行促進効果や保温効果に優れており、冷え性や肩こり・腰痛などに対する効能があります。また、柑橘系の爽やかな香りと生薬独自の香りが組み合わさり、使うと心が落ち着きます。
敏感肌の人や生後3ヶ月以上の赤ちゃんの入浴も可能です。ご家族での楽しい入浴時間を過ごすこともできますね。
パッケージは、約3週間使えるお試し用の210mlと、約2ヶ月間使える650mlの2種類になっています。好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントですね。
第2位【アース製薬】バスロマン クリアクール
『アース製薬』が発売するのは、夏に大活躍するクールタイプの入浴剤です。クール成分であるハッカを配合しており、入浴後も快適なお肌を維持します。
また炭酸水素ナトリウムが配合されているため、疲労回復や肩こり・腰痛への効果も期待できます。ペパーミントエキスやカミツレエキスは肌の保湿効果があり、湯上り後の乾燥を手軽に防げます。
なお、真夏での使用がメインとなる入浴剤ですが、運動後や気分をリフレッシュさせたいときにもおすすめです。季節を問わず体を爽快にできるのは嬉しいですね。
第1位【花王】バブメディキュアほぐ軽スッキリ
高濃度炭酸により、血行促進が得られる入浴剤です。『花王』バブの前モデルよりも炭酸濃度が高く、筋肉のハリやコリをより和らげることができるようになりました。
また、高麗ニンジンエキスを配合することで、日々の入浴から肌を綺麗にして、理想の肌へと導くサポートをします。
バブのメディキュアシリーズには、通常のバブと比べて有効成分が多く配合されています。そのため、温浴効果がより高いのが特徴です。なお、香りは6種類あるため、毎日香りを変えて入浴を楽しむことができますね。コストパフォーマンスにも優れます。
入浴剤で効果的に血行促進させて快適な日々を送ろう
入浴をすることで、日々の疲れやストレスを大きく軽減することができます。今回ご紹介したおすすめ入浴剤TOP 10は、特に血行促進が得られ、より入浴の効果を高めることができます。
今回ご紹介した入浴剤を参考にして、ぜひ日々の疲れを忘れて楽しい毎日を送りましょう。