アース製薬「温素」は入浴剤なのに効果は温泉並み!?白華の湯・琥珀の湯など全4商品を解説

現在、自宅でも温泉気分を楽しみたい人向けに様々な入浴剤が販売されています。そのなかの1つに、本物の温泉に近いとして人気を集めている「温素」という入浴剤があります。今回はこの「温素」がなぜ人気であるのか、詳しく紹介していきます。

「温素」の3つの特徴とは

温泉は、日本温泉協会によると、含まれている成分や含有量によって、10種類に分類することができます。そのひとつに「単純温泉」と呼ばれるものがあり、温素はこの特徴があるといわれています。

B_23_1,温素

アルカリ性

基本的にはpHが8.5以上のものをアルカリの湯と呼びます。昔から別名「美人の湯」とも呼ばれており、湯が少しぬるぬるしているのが特徴であるのと同時に、肌の表面の分泌物や皮脂を洗い流してくれる働きがあります。そのため、肌を滑らかにしてくれるのです。

「温素」はこのアルカリの湯を目指して科学的に研究され作られたものであり、40℃の水道水200Lに対して30gを溶かした場合に、pH9.6の弱アルカリ性の状態を作ってくれます。そのため、本物の温泉のような気分を味わうことが可能になるのです。

無色透明

「温素」はこのアルカリの湯の感触を十分に満喫してもらえるようにと、入浴剤では珍しいお湯の中に溶かしても無色透明の入浴剤です。着色料も不使用なので、お肌に優しいのが魅力的です。

ただし、アルカリの湯にこだわっているため、カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどを豊富に含んだ硬度の高い水質を用いる場合には、湯の色が白濁してしまうこともあります。

これは温素でなくてもアルカリ性入浴剤では起こってしまうことであり、品質に問題がある訳ではありませんので安心してください。

モール泉

モール泉は、日本温泉協会が定める10種類の泉質には該当しませんが、ヨーロッパの特にドイツの方で広がっています。腐植質を豊富に含む泥炭を体全体に塗りつけるスパなどもあり、細胞の働きを整えるともいわれているので、お肌をつやつやにするだけでなく、細胞の再生も期待できるのです。

「温素」の特徴として、このモール泉の感触を再現しているという点もあります。

温素シリーズは4つのラインナップ

現在、入浴剤の温素シリーズには4つのラインナップが存在しているので、それぞれにどのような特徴があるのかご紹介します。

温素

シンプルなアルカリ湯質が特徴の商品です。

有効成分である硫酸ナトリウム(芒硝)が含まれていることで、温浴効果で体全体の血流を高めるだけでなく、体の芯まで温めてくれる効果が期待できます。湯上がりの保温効果も高めてくれるので、ホカホカ感を実感しやすいという特徴もあります。

また、アルカリで芒硝湯の感触をしっかりと体感してもらえるように、着色料を使用していないので、無色透明の湯を楽しむことができます。そして、つつみこむような大樹の香りも楽しめます。

温素 琥珀の湯

アルカリ温泉成分である炭酸ナトリウムが含まれていることで、温浴効果を高めて、血行を促進し、体の芯まで温めてくれます。

他にも、温泉成分である炭酸水素ナトリウムも含まれているので、モール泉の感触を目指したお湯のなめらかな感触とともに、湯上りのお肌のつるつるも楽しみのひとつです。

また、保湿成分でもある5種類の植物エキスのゴボウエキスやヨモギエキス、シラカバエキス、ドクダミエキス、チャエキスも含まれています。

ただし、このシリーズはにごりタイプの入浴剤になるので、風呂の内部や循環孔のフィルターが白く汚れたり、残り湯を長時間放置しておくと、風呂の底や周りがざらつくこともあるので使用後のお手入れが必要です。

温素 白華の湯

琥珀の湯と同様に、アルカリ温泉成分である炭酸ナトリウムや温泉成分の炭酸水素ナトリウム以外にも、湯の華由来成分である硫酸カルシウムが含まれています。日本では比較的多いとされている「硫黄の湯」の感触を追及してできあがった入浴剤です。

湯の華は硫黄やカルシウム、アルミニウム、鉄、珪素など、様々な元素の成分が溶けきれず、析出沈殿したものです。そして、この入浴剤には、ほんのり漂う硫黄の香りとにごりである 輝く乳白色の湯になる特徴があります。

温素 柚子の香り

基本的にはベーシックな温素と同じ成分の入浴剤です。硫酸ナトリウム(芒硝)が含まれているので、体の芯まで温めてくれるのはもちろん、無色透明のお湯を楽しむことができます。

温素との違いは、柚の香りがついているかどうかです。ホッとさせてくれるリラックス効果の高い柚の香りなので、いつも以上にリラックスしたいときに使用することをおすすめします。

「温素」の使用方法

お風呂のお湯約200Lに対して、温素1包(30g)を投入して、よくかき混ぜるだけででき上がりです。(個包装されていない場合には、1回につき30~45gを使用してください。)

使用するときの注意点

B_23_2,温素

使用するときの注意点がいくつかあるので、使用前に確認してください。

小さなお子さんの手の届かないところで保管し、開封後は速やかに正しく使用して楽しみましょう。

入浴剤ですので、入浴以外の目的で使用することは避けてください。また、もともと皮膚や体質に問題がある人や入浴中や後に皮膚にトラブルが生じた場合は、ひとまず使用を中止して、かかりつけの医師や薬剤師などに相談しましょう。

飲み込んでしまったときには、水を飲ませるなどの処置を行い、目や皮膚、顔に直接入った場合には流水でしっかりと洗い流し、異常があれば医療機関を受診するようにしてください。本物の温泉に近くなるように作られていますが、温泉由来の成分は含まれていませんのでご注意ください。

入浴剤を使用後の残り湯が、基本的には洗濯で使用することが可能です。しかし、すすぎではなく、洗いのみで使用することをおすすめします。また、洗濯表示に中性の表示があるものに関しては、色落ちの原因になってしまう場合もあるので避けるようにして下さい。

そして、植物に残り湯をかけると成長に影響が出る場合があるので注意してください。

「温素」シリーズの購入方法

今回ご紹介した温素シリーズの入浴剤は、大きく分けて2つの方法で購入することができます。

ドラックストア

温素シリーズの入浴剤は、ドラックストアにて購入することができます。店舗によっては全シリーズが揃っていない場合もあるかもしれませんが、多くのドラッグストアやスーパーの入浴剤コーナーに陳列されていることが多い商品なので、お買い物の際に探してみるのもおすすめです。

また、アース製薬の公式ホームページで取扱店を探すことができるので、事前に自宅や職場近くの店舗で取り扱いの有無を確認してから買い物に出かけるのがおすすめです。

ネットショップ

最も手軽に早く購入できるのは、ネットショップです。製造元であるアース製薬のオンラインショップで購入することができるのはもちろん、Amazonや楽天、LOHACOなど様々なお買い物サイトでも販売されているので、自分自身が1番利用しやすいショップを利用して購入するのもおすすめです。

温素を使って自宅で温泉気分を味わおう

本物の温泉を自宅楽しむことは難しいですが、「温素」を使えば簡単にいつもとは違う入浴タイムを楽しむことができます。

温素シリーズは4種類あり、それぞれに特徴があるので、温素シリーズだけでもいろいろな気分を味わうことが可能です。「温泉に行きたい」「温泉に行く時間が作れない」そんなときにこそ、上手に入浴剤を活用して毎日の忙しさを忘れてお風呂でリラックスしてみませんか?