入浴剤「旅の宿」の商品パッケージを見ると、何となく懐かしい気持ちになりますね。30年以上も昔から親しまれている入浴剤のひとつのため、一度は使用したことがあるという人も多いのではないでしょうか。「実家で愛用している」などの声も多い「旅の宿」シリーズの入浴剤の魅力について、詳しく説明します。
入浴剤「旅の宿」の人気の秘密とは
入浴剤「旅の宿」シリーズは、1986年に発売されてから30年以上もの間、多くの人に愛され続けている商品です。少し古いデータにはなりますが、2014年12月の時点でその販売数は約24億8千万包であり、これを並べると地球を約8周分の量になるそうです。
発売当初から日本人の温泉情緒にこだわりながら、自宅で手軽に温泉気分を味わいリラックスできるように作られています。また、各温泉地をイメージした版画風のパッケージのイラストも特徴的で、温泉情緒を盛り上げるのに一役かってくれていますね。
温泉ミネラルや温泉含有保湿成分、温泉含有香気成分、生薬などもしっかりと配合されているので、本格的な温泉気分を味わうことができるのも人気の秘密ではありますが、1番はそれぞれの商品にコンセプトがあることです。全国各地の温泉を自宅の中にいながら感じることができるのは魅力的ですね。
一般的な入浴剤は香りや効能に関して謳われているものが多いなか、旅の宿はその温泉地のプチ情報なども紹介されて、入浴以外でも楽しむ工夫がされているのも特徴です。
「旅の宿」の使用方法とは
適量を使用
お風呂のお湯約200Lに対して1袋(25g)を投入して、よくかき混ぜてから入浴してください。
未開封であれば3年間保管できる
基本的に開封をしなければ、製造後3年は使用可能です。袋を振ってサラサラした状態であれば、品質に問題なく使用することができます。
ただし、一度開封してしまったものに関しては、できるだけ早く使い切るようにしてください。
使用するときの注意点
使用するときの注意点はいくつかあるので、以下を参考のうえ、小さなお子さんの手の届かないところで保管し、開封後は速やかに使用しましょう。
- 24時間風呂やジェットバス、全自動給湯器に関して、機種によっては使用が難しい場合があります。そのため、事前にお風呂の説明書を読みの上、使用の可否を判断しておきましょう。
- 入浴剤が入っている残り湯は、植物の水やりに再利用することは避けるようにしてください。
- 残り湯を洗濯に使用することは問題ありませんが、すすぎではなく、洗いで使用するようにしましょう。また、柔軟仕上剤との併用やおろしたての衣料、つけおきなどには使用しないようにご注意ください。
「旅の宿」は全部で3シリーズ!
医薬部外品扱いである入浴剤「旅の宿」シリーズは、現在3シリーズが販売されています。それぞれアソートタイプであり、1パックに様々な温泉地の入浴剤が入っています。
そのため、どんな種類が入っているのかを確認して、今の自分にぴったりなシリーズを探してみるのはいかがでしょうか。どのシリーズを選んでも数種類入っているので、その日の気分にあわせて日替わりで楽しむことができますね。
とうめい湯シリーズパック
箱根・草津・登別・別府・白浜の5つの温泉地の入浴剤が入ったシリーズです。
温泉の湯を再現したものではありませんが、温泉含有保湿成分(名湯と呼ばれる多くの源泉に含まれているメタケイ酸)や香気成分、炭酸水素ナトリウムなどの温泉ミネラル、生薬のチンピやトウキを配合することで、各地の温泉地をイメージできるように仕上げられています。
効能としては、疲労回復や肩こりなどがありますよ。
箱根
神奈川県の温泉地箱根をイメージした入浴剤です。芒硝重曹湯で、爽やかな香草の香りがし、お湯の色が若竹色(わかたけいろ)になるのが特徴です。パッケージには以下のミニ情報が記載されています。
草津
群馬県の温泉地草津をイメージした入浴剤です。含食塩芒硝重曹湯で、柚子の香りがし、お湯の色が檸檬色(れもんいろ)になるのが特徴です。パッケージには以下のミニ情報が記載されています。
登別
北海道の温泉地登別をイメージした入浴剤です。含食塩芒硝重曹湯で、落ち着いた花の香りがし、お湯の色が菜の花色(なのはないろ)になるのが特徴です。パッケージには以下のミニ情報が記載されています。
別府
大分県の温泉地別府をイメージした入浴剤です。重曹芒硝湯で、落ち着いた苔や木の香りがし、お湯の色が若草色(わかくさいろ)になるのが特徴です。パッケージには以下のミニ情報が記載されています。
白浜
和歌山県の温泉地白浜をイメージした入浴剤です。含食塩重曹湯で、爽やかな花の香りがし、お湯の色が浅葱色(あさぎいろ)になるのが特徴です。パッケージには以下のミニ情報が記載されています。
にごり湯シリーズパック
十和田や奥飛騨、霧島、信州白骨の4つの温泉地の入浴剤が入ったシリーズです。温泉の湯を再現したものではありませんが、温泉含有保湿成分や香気成分、温泉ミネラル、生薬のチンピやトウキを配合することで、各地の温泉地をイメージできるように仕上げられています。
効能としては、疲労回復や冷え性改善などとうたわれています。
十和田
青森県の温泉地十和田をイメージした入浴剤です。アルカリ性芒硝湯で、柑橘と香草の香りがし、お湯の色が薄ねこやなぎ色(うすねこやなぎいろ)になるのが特徴です。パッケージには以下のミニ情報が記載されています。
奥飛騨
岐阜県の温泉地奥飛騨をイメージした入浴剤です。含食塩芒硝重曹湯で、花と森の香りがし、お湯の色が白緑色(びゃくろくいろ)になるのが特徴です。パッケージには以下のミニ情報が記載されています。
霧島
鹿児島の温泉地霧島をイメージした入浴剤です。重曹芒硝湯で、明るいお花畑の香りがし、お湯の色が薄浅葱色(うすあさぎいろ)になるのが特徴です。パッケージには以下のミニ情報が記載されています。
信州白骨
長野県の温泉地信州白骨をイメージした入浴剤です。アルカリ性重曹芒硝湯で、檜の香りがし、お湯の色が乳白色(にゅうはくしょく)になるのが特徴です。パッケージには以下のミニ情報が記載されています。
しっとり湯シリーズパック
有馬や道後、湯布院、湯沢の4つの温泉地の入浴剤が入ったシリーズです。温泉の湯を再現したものではありませんが、温泉含有保湿成分や香気成分、温泉ミネラル、生薬のトウキや保湿成分であるハトムギエキス散や乳糖を配合することで、各地の温泉地をイメージできるように仕上げられています。
効能としては、疲労回復や肌荒れ改善などとうたわれています。
有馬
兵庫県の温泉地有馬をイメージした入浴剤です。含食塩芒硝湯で、檜の香りがし、お湯の色が鬱金色(うこんいろ)になるのが特徴です。パッケージには以下のミニ情報が記載されています。
道後
愛媛県の温泉地道後をイメージした入浴剤です。アルカリ性重曹芒硝湯で、みかんの香りがし、お湯の色が青竹色(あおたけいろ)になるのが特徴です。パッケージには以下のミニ情報が記載されています。
湯布院
大分県の温泉地湯布院をイメージした入浴剤です。アルカリ性芒硝重曹湯で、華やかな花の香りがし、お湯の色が薄藤色(うすふじいろ)になるのが特徴です。パッケージには以下のミニ情報が記載されています。
湯沢
新潟県の温泉地にごり湯である湯沢をイメージした入浴剤です。アルカリ性重曹芒硝湯で、山桜の香りがし、お湯の色が乳白色(にゅうはくしょく)になるのが特徴です。パッケージには以下のミニ情報が記載されています。
「旅の宿」シリーズはどこで購入できるの?
今回ご紹介した旅の宿のシリーズも入浴剤は大きく分けて2つの方法で購入することができます。
ドラックストア
旅の宿シリーズの入浴剤は、ドラックストアにて購入することができます。
店舗によっては全シリーズが揃っていない場合もあるかもしれませんが、>多くのドラッグストアやスーパーの入浴剤コーナーに陳列されていることが多い定番商品ネットショップ
手軽に早く購入できるのはネットショップです。Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなど様々なお買い物サイトでも販売されているので、いつも利用しているショップを利用して購入するのもおすすめです。
旅の宿シリーズの全制覇を目指して、毎日の入浴タイムを楽しみませんか?
旅の宿シリーズは1箱にアソートで4~5種類の入浴剤が入っています。そのため、まずはそれぞれ、1個ずつ購入して自分のお気に入りを見つけるということをしてみても楽しいかもしれません。
実際に日本全国の温泉地を制覇するのはお金も時間もかかるのでなかなか難しいことですが、旅の宿シリーズの入浴剤を使用するればお手軽に試すことができますよ。旅の宿シリーズの入浴剤を上手に活用して、入浴タイムを充実させてみませんか?