夏の冷房や冬の乾いた空気で、1年中お肌の乾燥が気になるという人も多いのではないでしょうか。そんなときは、乾燥したお肌のケアアイテムとして注目を集めている「インバスボディクリーム」がおすすめです。塗り方やおすすめ商品をご紹介します。
インバスボディクリームとは
インバスボディクリームは、名前のとおり、浴室内で使えるボディクリームです。通常の(アウトバス)ボディクリームと同じく、保湿力のあるクリームを塗ることで、お肌を乾燥から守ります。
通常のボディクリームと違うところは、濡れた肌にそのまま塗ることができるという点です。最後に洗い流して完了するタイプと、洗い流さず塗るだけで完了というタイプの2種類があります。
インバスボディクリームのメリット5つ
巷で人気のインバスクリームですが、使うとどのようなメリットがあるのでしょうか。
保湿効果が高い
インバスボディクリームは、通常ぼボディクリームとは異なり、お肌が濡れている状態のまま使います。お肌に十分な水分が行き渡っているときに、クリームでお肌を保護するため、保湿効果が高いのがポイントです。
お肌をクリームでカバーしてから衣類に触れるので、お肌が繊維から受けるダメージも少なくて済みますよ。
べたつかない
通常、ボディクリームを使うと、塗ったあとのお肌のベタつきや、もったりとした肌感覚が気になってしまうという方もいます。
しかし、インバスボディクリームの場合は、塗った後に洗い流してタオルドライするか、または塗ってから体の水分をタオルで拭き取るため、お肌のベタつきが少なく、お肌が軽やかに感じるのが特徴です。
ボディクリームのベタつきが苦手という方には、インバスボディクリームのほうがおすすめだと言えるでしょう。
マッサージ効果がある
インバスボディクリームは、体全身に使用することができるため、塗っているときにリンパを心地良く刺激することができます。
また、浴室で塗るためお肌のすべりも良く、体温が高い状態なので血行促進にもなります。血流を改善することはむくみ対策にもなりますよ。
特に冬場は汗をかく機会も減るため、体がむくみやすいと悩む人も多いのではないでしょうか?インバスボディクリームを使ったマッサージは、保湿とむくみの両方をケアすることができるのがうれしいポイントです。
使い方が簡単!
これまでボディクリームなどで肌ケアをしたことがないという人は、「使うのが面倒なのでは?」と不安になるかもしれません。
しかしインバスボディクリームは、お風呂から上がる前にササっと塗るだけ、または塗ってシャワーで洗い流すだけというシンプルな使い方です。慣れてしまえばとても簡単で、かつ手早く作業できますよ。
インバスボディクリームは全身に使用できますが、もちろん乾燥が気になる部分だけに使用するのもOKです。部分使いであればより短時間でのケアも可能です。
冬でも快適に塗れる!
インバスボディクリームは浴室内で塗るため、塗っている最中も温かで、快適に濡れるというのが大きなメリットです。その快適さから、丁寧なスキンケアができそうですね。
通常のボディクリームは脱衣所で塗るため、冬場は寒くてついついスキンケアをさぼってしまうという人は、インバスボディクリームを試してはいかがでしょうか。
インバスボディクリームのデメリット3つ
メリットの多いインバスボディクリームですが、デメリットがないわけではありません。購入する前には、デメリットもチェックしておきましょう。
足裏に塗ると滑りやすい
インバスボディクリームは全身に使うことができますが、濡れた浴室内で使うため、足裏に塗るときは、滑らないように注意が必要です。
浴室で滑ってしまうと大きなケガになる可能性もあるため、足裏だけは、浴室から出てからクリームを塗るようにするなど、安全に使える工夫をすることをおすすめします。
アウトバスより塗った感じが少ない
クリームを塗った後に洗い流したり、体の水分と一緒にタオルでクリームを拭き取るため、クリームを塗ったあとに肌はしっとりするものの、ベタついた感じがないのがインバスボディクリームの特徴です。
しかし、お肌がしっかりと保湿されている感覚が好きという人にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。
こまめなタオルの交換をしないと不衛生になることも
水分をふき取るときに、どうしてもクリームの成分がタオルについてしまうのが、インバスボディクリームのデメリットです。
タオルを使うたびに洗濯する習慣がある人は問題ありませんが、こまめなタオル交換をしないと、不衛生になってしまうことがあります。使用するときは、入浴のたびにタオルを洗うようにしましょう。
おすすめのインバスボディクリーム12選
おすすめのインバスボディクリームを紹介します。香りやテクスチャーなども商品によって異なります。好みのものを見つけて、お買い物の参考にしてくださいね。
【花王】ニベア インシャワーボディーローション
ケア用品の永遠のスタンダードとも言える『ニベア』から発売されているインバスボディローションです。最後にシャワーで洗い流すタイプなので、保湿剤のベたつきが苦手という人におすすめです。
「ローション」と名前が付くだけあり、水分が多めで、ニベアならではの伸びの良い柔らかなテクスチャーがしっとりとした肌に仕上げてくれます。
香りは微香性とホワイトフローラルの2種類です。いずれも香りはそれほど強くなく、ほのかに香る程度なので、ほかにフレグランスを付けたいという場合にもおすすめです。
【LUSH(ラッシュ)】ロウィーナ・バード(225g)
『LUSH』で人気の「ローズジャム」シリーズの香りが楽しめる、インバスボディクリームです。上質で優しいローズの香りが心地良く、保湿だけでなくリラクゼーションを目的に使いたくなってしまうほどですよ。
柔らかなテクスチャーは伸びが良く、つるつると肌の上を滑ります。ブラジルナッツ油とアルガンオイル、ガーナ産のシアバターが贅沢に配合されているので保湿効果が抜群ですが、洗い流すタイプなのでべたつかないところも魅力です。
おしゃれなパッケージのため、プレゼントとしてもおすすめですよ。
【メルサボン】ハーバルグリーン インバス ボディトリートメントl
『メルサボン』は、は、洗浄成分に石油系成分を使わないことをコンセプトとしたブランドです。
ザクロ種子油や12種類の天然由来植物エキスが配合され、シャワーで流したあとでもしっとりと潤い、滑らかな肌に導いてくれますよ。
香りは2種類で、セイヨウオトギリソウの香りが、ハーブ感を高めてくれる「ハーバルグリーン」と、リラックスしたいときにおすすめのラベンダーの香り漂う「フローラルハーブ」があります。どちらもハーブが基本の爽やかな香りが楽しめます。
【ヒラリス】インバスボディトリートメント クリアイリス
『ヒラリス』のインバスボディトリートメントは、おしゃれなパッケージでお風呂に飾っておきたくなると評判です。
2つのタイプが発売されており、それぞれに使用されている保湿成分は異なりますが、共通して使われているのが「シロキクラゲ多糖体」です。
シロキクラゲ多糖体は、東洋で古くから保湿成分として珍重されており、洗い流してお風呂を出たあとも、その保湿力が実感できることでしょう。
この「クリアイリス」はみずみずしい肌を目指す方に、よりしっとり感を高めたい乾燥肌の人には、同シリーズの「モイストフルール」がおすすめです。
【花王】ビオレuお風呂で使ううるおいミルク 無香料
スーパーやドラッグストアなどで手軽に購入できるところが便利な、『花王』ビオレuのシリーズです。小さな子どもや顔にも使える安心タイプでありながら、コスパ抜群のお手頃価格が魅力です。
伸びの良いミルクタイプのテクスチャーが、お肌に馴染みやすく、なめらかな素肌づくりをサポートしてくれます。また、ポンプタイプで取り出しやすく流す手間がいらないので、忙しいときでもケアしやすいと評判です。
水色パッケージの無香料タイプと、ピンクパッケージのやさしいフローラルタイプの2種類があります。香りは強くなく、ほのかに香る程度です。
【ピュアスマイル】おふろのオフ会 お風呂で使う洗い流すボディトリートメント【ムーンライトラベンダー】
ラベンダーとイランイランの2種類の香りがあります。とても良い香りがしますが、洗い流したあとは、強く香りが残るわけではないため、リラクゼーションマッサージとして香りを楽しみたい人におすすめです。
また、植物由来のオイルを8種類もブレンドしているため、保湿力の高さも魅力のひとつです。「30秒簡単ケア」と謳っているだけあり、テクスチャーはするすると伸びやかですよ。
トリートメント剤はお肌に長く残り過ぎず、素早く浸透してくれ、時短ケアを実現します。しっとりしなやかな肌に導いてくれるでしょう。
【KOSE(コーセー)】ハッピーバスデイ プレシャスローズ ボディスチームオイル
2009年から発売されている『KOSE』のロングセラー商品です。洗い流さず、そのままタオルで水分を拭き取るタイプで、べたつかず、すぐに洋服を着てもサラリとしているのが嬉しいポイントです。
とろみのあるテクスチャーは伸びが良く、優美なバラの香りに全身が包まれて心も癒されてしまいます。保湿だけでなく、リラクゼーションを目的とした香りの良いボディクリームを探している方におすすめです。
ハッピーバスデイは、シリーズで様々なアイテムが発売されているため、より長く香りを楽しみたい場合には、シリーズ使いをしてみてはいかがでしょうか。ドラッグストアなどでも購入できます。
【パルフェタムール】サボンサボン フレグランス プレミアムボディミルク ブライトフローラル
「香り」にこだわって商品を選びたいという人におすすめなのが、『パルフェタムール』のサボンサボンのシリーズです。女性の大好きな石鹸の香りがタイプ違いで6種類あります。どれも良い香りなので、気分に合わせて使い分けるのもおすすめですよ。
インバス、アウトバス、ダブル使いの3WAYでどこでも気軽に使えると評判です。香りだけでなく、しっとりが続く秘密は、配合成分のチアシードオイルですよ。
高級パフュームのようなエレガントなボトルは、浴室にあるだけで華やかになりますね。
【KOSE(コーセー)】フォーチュンRH ボディ ミルク200mL
インバス、アウトバスどちらにも使える『KOSE』のボディミルクです。とろりとしたテクスチャーが肌の上をするすると伸びていきます。べたつきのない使い心地が人気ですよ。
豊潤なバラの香りがしっかりと香ります。「フレグランスカプセル」が配合されているので、つけた瞬間だけでなく、肌に触れるたびに香りがよみがえるのも嬉しいポイントです。
トップからエンドまで3パターンに香りが変化するという、香りにとことんこだわった人気商品です。
【Neutrogena(ニュートロジーナ) 】インテンス リペア ボディ オイル 超乾燥肌用
インバスボディクリームではありませんが、湿った肌でも使用できるオイルなので、インバスで使用している人が多いという『Neutrogena』の商品です。潤いを閉じ込めるのが難しいお肌のケアとして人気ですよ。
「神の恵みの木」とも呼ばれるアルガンツリーから抽出した純アルガンオイルが、高い保湿力をキープしてくれます。乾燥に悩む肌を、もっちりとした肌に導いてくれますよ。
浸透しやすく肌馴染みが良いので、オイルとは思えないサラリとした触り心地に驚く人も少なくありません。フローラルの香り付きです。
【フレイオイル】フェイス & ボディケアオイル
ドイツ原産の湿った肌に使用する、『フレイオイル』のボディオイルです。ドイツの薬局で50年間販売されているという超ロングセラー商品で、妊娠線対策に使用する人も多いというほど、保湿力に定評があります。
ヒマワリオイルやホホバオイル、ラベンダー油といった植物性オイルだけでなく、ビタミンEが配合されているので、保湿だけでなくお肌のトーンアップにも役立ってくれますよ。
アルコール(エタノール)、着色料、防腐剤、鉱物油ほか7つのフリーを掲げ、安全性にもこだわっています。1本で髪・顔・ボディすべてに使えるのもうれしいところです。
【無印良品】 ホホバオイル
化粧用に精製された『無印良品』のホホバオイルは、汎用性の高いオイルとして人気があります。原料はホホバの種子のみというシンプルなところが魅力的です。
乾燥した肌にも使えますが、メーカーも入浴後の使用を勧めています。ほかにも、髪のトリートメントオイル、クレンジングオイルとして使う人が多くいますよ。
無香性なので、好みの香りが見つからないという人や、強い香りが苦手という人からも支持されています。
お肌の乾燥にはインバスボディクリームで快適ケア!
夏の冷房、冬の気候や暖房など、私たちのお肌は1年中乾燥と戦っているといっても過言ではありません。スキンケア用品のなかでも、浴室内で使えるインバスボディクリームは、冬の寒い時期でも快適に使えるため人気です。お肌の乾燥が気になり始めたら、インバスボディクリームで早めにお肌のコンディションを整えてみてはいかがでしょうか。