一日の終わりに、素敵な香りの入浴剤に包まれながら過ごすバスタイムは至福のときです。なかでも、リラックス効果のある植物を利用すると、より心身共にリフレッシュできるでしょう。今回は癒し効果が期待できるカモミールの入浴剤について、その魅力からおすすめ商品までご紹介します。
カモミールの入浴剤から期待できる効果とは
カモミールの入浴剤は、様々な効果が期待できます。
リラックスできる香りで良い眠りに導いてくれる
青りんごの香りとも表現されるカモミールは、鎮静効果があるため身体と心をリラックスさせてくれます。カモミールの入浴剤を利用することで、その後良い眠りに導いてくれるのです。
寝つきにくい、すぐ目が覚めてしまうという人は、カモミールの入浴剤で身体を温めてから布団に入るとぐっすり眠れるでしょう。眠れないときや疲れているとき、カモミールが身体を癒してくれます。
皮膚や粘膜を守る働きも期待できる
カモミールは皮膚や粘膜を守る働きも持っています。皮膚の乾燥や肌荒れ、胃の粘膜を保護する役割を持っているため、消化器系のトラブルを抱えているときにもおすすめです。胃潰瘍や過敏性腸症候群などを発症しているときは、カモミールがリラックス効果と粘膜の保護をしてくれるでしょう。
ストレスを抱えているとき、肌荒れで悩んでいるときなどには、ぜひカモミールの入浴剤を使って入浴してみてください。口内炎や歯肉炎の改善にも有効とされているため、カモミールティーとして飲むのもおすすめです。
アレルギー症状の緩和にも役立つ
カモミールは、皮膚トラブルの改善に効果が期待できるとご紹介しましたが、アレルギー症状の緩和にも役立つとされています。アレルギーによって肌が乾燥しているときには、カモミールの入浴剤を使うのがおすすめです。
また、花粉症がひどいときにも、カモミールを利用することで症状の緩和が期待されます。ただし、ブタクサアレルギーの人はカモミールを使用しないようにしましょう。ブタクサとカモミールは同じキク科の植物になるため、かえってアレルギーを悪化させてしまう恐れがあります。
上手に活用することでアレルギーの症状も緩和できるカモミールを日頃から利用していると、身体の不調を悪化させずに済むでしょう。アレルギー症状で悩んでいる方は、医師と相談などして、リラックス効果も兼ねてカモミール入浴剤を利用してみてください。
身体を温めてくれる
冷えは万病の元とも言われており、一年を通して身体を温めることは大切とされています。女性で冷え性の人も多く、冷えからくる不調に悩まされている人もいるでしょう。
そんなときにも、カモミールが活躍します。カモミールには身体を温める作用があるため、冷えを取り除き、体調不良の改善が期待できるのです。風邪の引きはじめにもカモミールは良いとされており、入浴剤だけでなくお茶などでも利用すると良いでしょう。
冬場だけでなく、冷房で身体を冷やしてしまうことの多い夏場にも積極的に使ってみましょう。
身体の糖化も防ぐ
カモミールは、身体の糖化を防ぐ役割もあります。肌の老化を進める糖化は、弾力のない肌へと近づく恐れが出てくるのです。糖化は、消費されなかった糖分が体内のタンパク質と結びつくことで起きます。
糖分を多く摂取していることで体内では糖化が起こり、知らないうちに身体は老化していくのです。カモミールには糖化を防ぐ働きがあるため、積極的に利用してみましょう。
カモミールには抗糖化成分であるカマメロサイドを含まれているため、アンチエイジングにもおすすめです。
カモミール入浴剤おすすめ15選
リラックス効果だけでなく様々な健康、美容効果が期待できるカモミールは、入浴剤で利用するとより心身共にリラックスできるでしょう。ここでは、おすすめのカモミール入浴剤を15個ご紹介します。
【華蜜恋】入浴剤
1982年の発売以来ロングセラーとなっている『華蜜恋』の入浴剤には、カモミールの有効成分であるカミツレエキスがたっぷり配合されています。完全無添加の入浴剤であるため、家族みんなで利用することも可能です。
乾燥肌や湿疹、肌荒れなどにおすすめの入浴剤であるため、赤ちゃんの肌トラブルにも活用できます。また、身体をしっかりと温めてくれることから、冷え性や肩こり、腰痛などの不調からも開放されるでしょう。1回分の使用量の中に、カモミールが120本分含まれていると言います。カモミールの有効成分をしっかり感じられるでしょう。
【フォアバス】カモミール
個包装になっており、手軽に利用できる『フォアバス』のカモミールは、パッケージも可愛らしい入浴剤です。100％天然のカモミールのみを使用し、無香料・無着色と安全です。
ほんのり香るカモミールに癒されながら、至福のバスタイムを過ごすことができるでしょう。ハーブエキスによって肌をしっとり保湿させてくれ、リラックスしながら湯船に浸かることができます。
こちらの商品は、入浴剤としてだけでなく、靴の消臭剤や枕の下に入れておくなどの活用方法もあります。
【五州薬品】花の香 カモミール
優しいカモミールの香りでのんびりリラックスできる入浴剤が、『五州薬品』の“花の香 カモミール”です。ミルキーイエローの湯色に、カモミールの爽やかな香りが浴室いっぱいに広がるでしょう。
ストレスや不安を抱えているとき、ぐっすり眠りたいときなどにおすすめします。疲れた身体と心をしっかりほぐしてくれるので、特別な日に使うとより良いでしょう。
【サンハーブ】バスパウダー カモマイル 入浴剤
カモミールの優しげな雰囲気がパッケージから伝わってくる『サンハーブ』の“バスパウダー カモマイル 入浴剤”もおすすめです。
個包装になっているミルキータイプの入浴剤で、肌はしっとりします。すぐに溶けるため、いつでも簡単にカモミールの入浴剤を楽しむことができるでしょう。色と香りの両方を楽しめる入浴剤で、疲れた身体を癒したいときにおすすめです。
【クナイプ】バスソルト カミーレ（カミツレ）の香り
様々な素材を利用しバスソルトを作っている『クナイプ』から、“カミーレ（カミツレ）の香り”が登場しました。38℃程度のぬるめのお湯にこちらの入浴剤を混ぜてゆっくり浸かることで、身体が芯から温まります。寒い冬や冷房などで身体を冷やしてしまうことの多い夏場にもおすすめの入浴剤です。
リンゴのような爽やかな香りであるカモミールを使用し、香りと温浴効果の両方を満喫できるバスソルトに仕上がっています。ボトルからそのまま適量を湯船に入れるだけで良いので、使い方が簡単です。
【ラサーナ】カモミール入浴剤
ヘアケア商品が女性に人気の『ラサーナ』から、カモミールの入浴剤が登場しています。30包入って1セットとなっているため、カモミールの香りが好きという人におすすめです。
天然ハーブであるカモミールの豊かな香りを楽しみながら、きれいな湯色を見てリラックスすることもできます。お湯に浮かべて楽しむパックタイプになっており、カモミールそのものを楽しむことも可能です。
入浴剤として使用したあとは、サシェとして再利用ができるのも魅力と言えるでしょう。カモミールの香りを常に身近に感じることができますよ。
【花王】バブ うるおいプラス ホワイトカモミールの香り
様々な香りや炭酸ガスを楽しめるバブから、“うるおいプラス ホワイトカモミールの香り”が販売されています。保湿成分を配合した炭酸入浴剤として、泡を楽しみながら肌もしっとり潤うようになります。
ミルキータイプの湯色とカモミールの香りを楽しみながら、のんびりと浸かることができるでしょう。個包装になっているため、使い勝手も抜群です。
バブで何にしようか迷ったときは、ぜひ「うるおいプラス ホワイトカモミールの香り」を試してみてください。疲れているときやリラックスしたいときなどにおすすめです。
【バスクリン】カモミールの香り600g
粉末タイプの入浴剤である『バスクリン』の“カモミールの香り600g”は、疲労回復におすすめの商品です。アロマの粒を従来よりも2倍に増やし、優しいカモミールの香りをたっぷり楽しめるようになりました。
オーガニック認証ホホバ油を新しく配合したことにより、肌がしっとり潤います。冷え性や疲労回復、肩こりや腰痛など、気になる身体の不調を改善したいときにおすすめの入浴剤です。1ボトルで約30回使用できるため、コスパも良いですよ。
【ナチュラルアイランド】アロマバスエッセンス（カレンデュラ&カモミール）
パッケージが可愛らしく、インテリアにもおすすめな『ナチュラルアイランド』の“アロマバスエッセンス（カレンデュラ&カモミール）”は、肌荒れ対策にぴったりな入浴剤です。
優しいカモミールの香り以外に、果実のエキスも配合しています。豊かな香りでリラックスでき、バスタイムを優雅に過ごすことができるでしょう。お風呂上がりに、肌がしっとりしているのも実感できる入浴剤です。
【宇部マテリアルズ】薬用入浴剤 八宝湯 カモミールの香り
1袋の中に10包入っている『宇部マテリアルズ』の“薬用入浴剤 八宝湯 カモミールの香り”は、7種類の生薬成分と1種類の潤い成分を配合した入浴剤です。生薬により温浴効果が高まり、身体がぽかぽかと温まるでしょう。
ほのかに感じるカモミールの香りで、よりリラックスしながらバスタイムを過ごすことができます。1包をそのまま湯船に浮かべて使用するだけという簡単な方法で、心身の疲れをしっかりほぐすことができるのでおすすめです。
【武田コンシューマーヘルスケア】薬用入浴剤 シャンラブ カモミール
『武田コンシューマーヘルスケア』の“薬用入浴剤 シャンラブ カモミール”は、1箱に28包入っています。薬用入浴剤のため、気になる身体の不調を和らげることができます。
冷え性や肩こり、腰痛、湿疹、あせも、しもやけ、荒れ性、にきび、神経痛など、あらゆる不調を改善へと導いてくれるでしょう。保温、保湿効果をもたらすために、カモミールの有効成分が配合されています。
ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、身体を芯から温めることができるでしょう。そのまま洗い流さずに浴室から上がることで、カモミールの有効成分をよりしっかりと感じることができます。
【ノルコーポレーション】入浴剤 美眠 アロマ バスタブレット カモミール
美眠を導く入浴剤として販売されている“入浴剤 美眠 アロマ バスタブレット カモミール”は、カモミールの有効成分によって質の良い睡眠が取れると期待されています。
カモミールの香りを感じながらリラックスして湯船に浸かることで、睡眠の質が改善すると言われているのです。タブレットタイプの入浴剤のため、袋から開けてそのまま湯船に入れるだけで簡単に入浴できます。
【チャーリー】プチガトーバスフィザー カモミールの香り
特別な日や誰かへの贈り物におすすめな可愛らしい入浴剤が『チャーリー』の“プチガトーバスフィザー カモミールの香り”です。甘くて美味しいお菓子が包んであるような、可愛らしいパッケージになっています。
カモミールの香りは黄色い包みに入っており、包みから出してそのまま湯船に入れるだけでリラックス気分を満喫できます。お菓子のような甘さの中にカモミールのすっきりとした香りも含まれており、疲れをほぐしたいときにぴったりでしょう。親子でのバスタイムも盛り上がる、そんな素敵な入浴剤です。
【ハウスオブローゼ】アロマルセット バスビーズ
『ハウスオブローゼ』の“アロマルセット バスビーズ”は、パッケージにカモミールと青りんごのイラストが描いてあり、使用する前から爽やかな香りを感じられます。使いきりタイプの個包装となっているため、手軽に普段のバスタイムに活用できるでしょう。
オイル成分を閉じ込めたカプセルタイプの入浴剤であり、肌の乾燥を防いでくれる働きもあります。乳白色の湯色で、気分もうっとりとしてくるでしょう。
『ハウスオブローゼ』からはカモミール以外の香りも揃っているため、その日の気分で選ぶ楽しみもありますね。可愛らしいパッケージに癒されながら、カモミールの香りをたっぷり感じることができるでしょう。
【Waitrose】カモミールの泡風呂
“カモミールの泡風呂”は、シンプルボトルの入浴剤で、インテリアとしても活用できそうですね。入浴剤としては、自宅で泡風呂を楽しめるようになっています。湯船にお湯を張るときにこちらの入浴剤を入れると、ふわふわの泡がたくさん出てくるでしょう。
いつもよりリッチな気分に浸りたいときや、リラックス気分を楽しみたいときにおすすめです。リッチな泡だけでなく、カモミールの爽やかな香りもしっかり感じることができます。もちろん、カモミールによる保湿効果も期待できるため、お風呂上がりには肌がしっとりと潤っていることでしょう。
カモミール入浴剤は手作りも楽しめる！
カモミールの入浴剤は、自宅で簡単に手作りすることも可能です。ポイントを押さえて、気軽にお手製のカモミール入浴剤を楽しんでみましょう。
カモミールをしっかり乾燥させて湯船に浮かべるだけ
花壇や鉢植えに植わっているカモミールを摘んできたら、新聞紙の上に置いてしっかり乾燥させましょう。数日間乾燥させて、パサパサになったらティーバッグに入れて湯船に浮かべるだけで完成です。多めに摘んでしっかり乾燥させておいてから、空き瓶に入れて保存することもできます。インテリアとして飾っておく際にもおすすめです。
ほのかにカモミールの香りを感じながら、ゆったりと身体を休めることができるでしょう。カモミールのティーバッグを浮かべる他に、エッセンシャルオイルを数滴垂らすのもおすすめです。より豊かな香りを楽しめるでしょう。
カモミールは生でも入浴剤に活用できる？
カモミールは、生で使っても入浴剤として活用できます。摘んできたカモミールをそのままティーバッグに入れます。あとは、湯船に浮かべるだけ良いので簡単です。乾燥したカモミールよりも鮮やかな色合いを楽しむことができるでしょう。
カモミールによる保湿・保温作用を、身体で感じることができますよ。庭にたくさんカモミールが咲いているという人は、疲れた日の入浴剤としていくらか摘んでくると良いでしょう。見た目からも癒し効果が期待できるカモミールは、疲れた身体をケアしてくれます。
カモミール入浴剤で癒されながら健康的になろう
カモミールの入浴剤は、市販品から手作りまで幅広く楽しむことができます。市販の入浴剤にはカモミール以外の有効成分が含まれていることもあり、温浴効果をさらに期待できるでしょう。カモミールのすっきりとした香りと同時に、肌をしっとり保湿させてくれる入浴剤を選ぶと、心身共にリラックスできます。
夜眠りにくいという人にもカモミールはおすすめなので、ぜひ試してみてください。疲れたときのために、カモミールの入浴剤を常備しておくのも良いでしょう。