入浴剤は、毎日のお風呂を楽しいリラックスタイムに変えてくれるアイテムですよね。そのなかでもバスクリンは、もはや知らない人はいないほど有名な入浴剤で、なんと売り上げ世界No.1になっています。そんなバスクリンの魅力に迫ります。
バスクリンとは?
バスクリンとは、『株式会社バスクリン』が発売する入浴剤です。入浴剤といえばバスクリンというほど人気を博し、今では売り上げ世界No.1となっています。
バスクリンの歴史
バスクリンは、1897年に発売の日本初の入浴剤“浴剤中将湯”を前身として、1930年に誕生しました。当時は銭湯用の入浴剤として販売されていましたが、高度成長期に一般家庭で内風呂が作られるようになると、徐々に一般家庭でもバスクリンが使われるようになります。
1975年以降には夏用入浴剤クールバスクリンなど、数々の新シリーズを発売し、1986年には本格派の温泉入浴剤である“バスクリン 日本の名湯シリーズ”を発売しました。平成に入ってからは発泡入浴剤きき湯シリーズなど新しいヒット商品も生まれ、2006年に株式会社ツムラライフサイエンスとして、株式会社ツムラから家庭用品事業を継承して分社化します。
その後、2008年にツムラグループから独立し、2010年に株式会社バスクリンに社名変更しています。現在バスクリンは、人間工学に基づいて、手に持ちやすい楕円形の容器になり、ツムラで誕生以来研究され続ける温浴効果と、数多くの香りのラインナップを取り揃えて、今も進化し続けています。
売り上げ世界No.1
今や、日本を代表する入浴剤とも言えるバスクリンですが、ついに世界でも売上1位という名誉ある記録を樹立しました。
ギネスワールドレコーズリミテッドにより、2017年1月から12月までの年間売上金額が$47,605,000に達したことが認められ、“粉末タイプ入浴剤ブランドにおける最新年間売上金額(Largest bath powder additive brand – current)”のギネス記録が誕生しました。
バスクリンは値上げした?
SNSなどを中心にネット上の一部で、バスクリンが値上げしたと話題になっています。オープン価格なので正確にお伝えするのは難しいのですが、以前は400円前後だったものが600円前後するようになったと伝えられています。これは本当なのでしょうか。
実は、バスクリンは2018年10月に、リニューアル発売されています。このリニューアルで、全面改良を行っており、従来の香りである、森、ゆず、ベルガモット、ラベンダー、ジャスミンに加え新たに五つの香り(ポピー、レモン、菖蒲、カモミール、新茶)をラインナップしました。
また、アロマの香りを発生する粒のサイズを従来サイズの2倍にすることで、しっかりと湯の中に溶け込み、フレッシュ感が長続きするような設計になっています。さらに、温泉ミネラル成分(乾燥硫酸ナトリウム)を増量配合しており、温浴効果を高めています。
パラベンや、アルコールを使わず、オーガニック認証ホホバオイルを使用するなどさらに肌に優しく、また風呂釜にも優しい仕様になっており、このような高品質化が、価格の上昇につながっている可能性があります。
育毛剤も販売している!
『株式会社バスクリン』では、実は育毛剤も発売しています。男性向けの育毛剤“髪殿”は、有効成分・生薬100%で作られています。特に、男性に見られる脱毛のメカニズムである“脱毛因子”に着目し、発毛促進や育毛効果が期待されています。
また、女性専用の育毛剤“髪姫”は、世界初の育毛メカニズムを確認した薬用育毛剤です。生薬有効成分である細根付ニンジンやショウキョウ、晩生センブリなどのほか、保湿成分のボタンピ、ホコウエイ根という全5種類の植物成分を配合しており、世界で初めて毛包と、毛髪強化に関わる、3つのタンパク質を同時に増加させることが認められました。
入浴剤だけでなく、育毛剤も、髪の毛が気になり始めた方にはおすすめです。
バスクリンのおすすめ入浴剤シリーズ
『株式会社バスクリン』からは、数多くの入浴剤が発売されています。おすすめの入浴剤シリーズをご紹介します。
バスクリン
今や社名にまでなっている定番商品のバスクリンです。容器はより持ちやすい人間工学に基づいた設計の楕円型パッケージ、リニューアル後は温泉ミネラル成分をさらに配合するなど時代に合わせて進化を続けています。
バスクリン
2018年10月にリニューアルされ、アロマの粒が2倍の大きさになり、フレッシュ感が長続きするようになりました。ラインナップも、ゆずの香り、森の香り、ラベンダーの香りなどの定番商品のほか、ポピーの香りなど珍しいものも含め、全10種ラインナップしています。
その他にも、企画商品としてちびまる子ちゃんや、ドラえもん、くまモンなどとコラボレーションもしており、数量限定品として販売していることがあるので、限定の香りが気になる人はチェックしてみてください。
大人のバスクリン
大人のバスクリンは、パープル色のアロマ粒配合で、より香り豊かに、贅沢なリラックスバスタイムを過ごせます。オーガニック認証されているホホバオイルとザクロエキスを配合しているため、肌のしっとり感が続き、保湿ケアにもなります。
香りは、贅沢なあらごしピーチの香り、神秘の青いバラの香り、豊かなブラッドオレンジの香りの3種類から選ぶことができ、どれも大人の上品な香りです。いつもより少し贅沢したい気分におすすめのバスクリンです。
バスクリン ピュアスキン
バスクリンの中でも、好みのテクスチャーを選べるのがピュアスキンです。しっとり肌や、なめらか肌、つややか肌、やわらか肌の他にプラチナの輝きという白金ナノコロイド配合のシリーズもあります。
また、しっとり涼肌という数量限定の乳酸菌配合のタイプも発売されていますよ。なりたい肌に合わせて選びたい入浴剤です。
バスクリン薬湯
“バスクリン 薬湯”シリーズ名である薬とは、生薬のことを指します。漢方を取り扱うツムラがもともと母体であり、生薬の研究で長い歴史を持つバスクリンならではの入浴剤とも言えますね。
生薬の力によって肩こり、冷え、疲れなどを和らげてくれる効果を期待できる薬湯ですが、生薬には生薬ならではといえる独特の香りがあります。これが苦手、と言う方も多くいますが、バスクリンでは、家族みんなで使えるよう、生薬の香りはマイルドに仕上げながら、薬効感は残るように処方を組み合わせています。
バスクリンくつろぎの宿
自宅で温泉気分を味わえる、濃厚な温泉成分が贅沢に配合されているのがバスクリンくつろぎの宿シリーズです。にごり成分や湯ざわり感を強化し、香りも含めて温泉に入ったような感覚を楽しめます。
ぬくもりごこちは、包みこまれるような温かさで、浴後もぽかぽか感が持続しますよ。しっとりごこちは、つるつるとした湯ざわりが特長で、湯上がりは絹をまとったようなしっとり感を得られます。いつものお風呂が温泉気分の湯になる贅沢な入浴剤です。
バスクリンクール
バスクリンクールは、夏の時季に大人気の入浴剤です。実は、オリジナルのバスクリンの次に長いロングセラー商品となっています。子どもからお年寄りまで気持ちよく使えるまろやかなクール感を体験でき、メントールの刺激は抑えながらも、しっかり湯上がりの爽快感を得られます。
刺激が少ないので、生後3カ月の赤ちゃんでも使用可能です。湯の色のさわやかな青色は、アミノ酸成分を配合して、水道水の塩素を除去することにより生まれています。この塩素除去はのちのバスクリンの発展に大きく寄与し品質向上にも繋がりました。
夏もシャワーで済ませるのではなく、しっかり湯船に浸かったほうがいいですが、どうしても暑いというときには、バスクリンクールがおすすめです。
きき湯シリーズ
きき湯シリーズは、現代人の健康をサポートするため、健康入浴習慣の提案をコンセプトに誕生しました。温泉ミネラル+炭酸ガスの力で、腰痛や肩こり、冷え性など、現代人の悩みにアプローチし、カラダをいたわります。悩み別にそれぞれの有効成分を配合したシリーズになっています。
マグネシウム炭酸湯
きき湯マグネシウム炭酸湯は、炭酸ガスと、温泉由来成分である硫酸マグネシウムなどが、お風呂の入浴効果を高め、皮膚表面に保温ベールを作り、温浴効果を持続させて、腰痛・肩こりをやわらげてくれます。カボスのさわやかな香りと、青緑のお湯がリラックスタイムをもたらします。
カリウム芒硝炭酸湯
きき湯カリウム芒硝炭酸湯は炭酸ガスと、温泉由来成分である塩化カリウム、硫酸ナトリウムなどが体のすみずみまで血流を改善することで、筋肉の緊張をほぐして肩こり・疲労感を楽にしてくれます。はちみつレモンの香りとレモン色のお湯で子どもたちにも喜ばれそうな入浴剤です。
カルシウム炭酸湯
きき湯カルシウム炭酸湯は、炭酸ガスと炭酸カルシウムなどで、ぬる湯の温浴効果を高めて血流を改善してくれます。入浴後には、皮膚表面をさらさらにして、ほてった感じを和らげてくれるでしょう。透明タイプですが、ラムネの香りがついていてお風呂を楽しくしてくれます。
食塩炭酸湯
きき湯食塩炭酸湯は、炭酸ガスと塩化ナトリウムなどの温泉由来が温熱効果を高め、体のすみずみにわたって、血流を改善してくれます。これにより保温作用が高まり、新陳代謝を促進して、疲労や冷えをとってくれるでしょう。にごりタイプの乳緑色の湯なので、温泉気分を味わえます。
クレイ重曹炭酸湯
きき湯クレイ重曹炭酸湯は、炭酸ガスと炭酸水素ナトリウムなどの温泉由来成分が、温浴効果を高めてくれます。そのため血流が改善されて、しっしんや肌あれをなめらかに整えます。温泉泥土(クレイ)がうるおいを与えてくれ、湯けむりの香りを楽しむことができますよ。
ミョウバン炭酸湯
きき湯ミョウバン炭酸湯は、炭酸ガスとミョウバンの効果で血流を改善してくれ、肌をひきしめ、手足まで血流を改善します。すみれ色のリラックスできる湯の色と、リーフの香りで癒されるでしょう。
バスクリンマルシェ
バスクリンマルシェは、有効成分や色素、保湿成分など、原料を全て自然由来のものを使用した入浴剤です。売上の一部を森林保全に寄付しているなど、自然にも優しく配慮されています。石油系の原料や合成香料、着色料も不使用なので、肌の弱い方でも使いやすいシリーズです。
シダーウッドの香り
バスクリンマルシェシダーウッドの香りは、まるで森林浴を思わせる、ぬくもりを感じる入浴剤です。
オレンジの香り
バスクリンマルシェオレンジの香りは、まるでもぎたての果実のようなフレッシュなオレンジの香りを感じられます。
レモングラスの香り
バスクリンマルシェレモングラスは、ハーブティのような優しいレモングラスの香りを楽しめる、さわやかでフレッシュさを感じさせてくれます。
ミントの香り
バスクリンマルシェミントの香りは、摘みたてのミントを思わせるさわやかでクールな香りが気持ちよく、入浴できます。
日本の名湯
日本の名湯シリーズは、温泉に徹底的にこだわった本物志向の温泉タイプ入浴剤です。全国の温泉関連団体と日本の名湯とのコラボレーション企画により、各地の歴史や、文化、景観を独自研究した個別処方の設計になっています。
源泉の愉しみ
アソートタイプの源泉の愉しみは、にごり湯から登別カルルス、乳頭、山代、黒川の各地をパッケージにしています。透明湯からは、鳴子、那須塩原、野沢、奥飛騨新穂高、美作湯原、道後の6種を楽しむことができますよ。全国各地のお湯を楽しんでみたい方におすすめのアソートです。
温もりにごり選
にごり湯を集めたアソートになっている温もりにごり選は、登別カルルス、十和田蔦、山代、濁河、紀州龍神の5つの温泉タイプのにごり湯を楽しめます。温泉といえばにごり湯という方におすすめです。
くつろぎ美人湯
全国の美肌の湯を集めたアソートのくつろぎ美人湯は、にごり湯から乳頭、紀州龍神、透明湯からは、十勝川モール、熱海、嬉野の5種類のお湯を楽しめます。温泉といえば美肌効果を期待したいですよね。肌が気になる方におすすめのアソートになっています。
ソフレ
ソフレは薬用入浴剤であり、甘草エキス、ショウブエキスといった生薬有効成分が、入浴効果を高め、肌あれ、しっしんを和らげてくれます。クリーミーで濃厚な入浴感がほかの入浴剤と違い、心地よいバスタイムを演出してくれます。
温美浴
温美浴は、入浴に温活とスキンケアを取り入れた新しいコンセプトの入浴剤です。有効成分であるショウガ末と、保湿効果のある炭酸+ショウガの2つの生姜を処方しているため、血行促進し、代謝をアップさせます。
発酵美容成分と、ゴールデンホホバオイル、月見草オイルで、肌がしっとりします。身体を温める習慣が毎日のバスタイムで実現する贅沢な入浴剤です。
バスクリン カラダプラス アロマスパークリング
バスクリン カラダプラス アロマスパークリングは、豊かな香りとはじける泡を楽しめる、バスクリンの新感覚入浴剤です。ファイングレープフルーツやピュアジャスミン、フレッシュユズ、ノーブルラベンダー、ミスティフォレスト、ローズモイストの6種をアソートで楽しむことができます。特に、香りを生活の一部に取り入れることに関心がある女性におすすめです。
バスクリン カラダプラス アロマスパークリング小笠原コレクション
バスクリン カラダプラス アロマスパークリング 小笠原コレクションは、世界遺産である小笠原諸島にこだわった入浴剤です。小笠原特産フルーツや、固有植物を感じさせる4種類のアソートタイプです。
固有植物由来のシマギョクシンカの香り、ムニンヒメツバキの香り、特定果実由来の小笠原レモンの香り、特産果実の小笠原パッションフルーツの香りが入っています。旅行気分を感じながら、お風呂で様々な香りを楽しみたいと感じている方におすすめの商品です。
アーユルタイム
アーユルタイムは、ネパールの現地調査をもとに開発された、身体の持つ美しさ引き出すためのバスソルトです。ネパール国立トリブバン大学アーユルヴェーダ校が監修したオリエンタルハーブと、インド産の海塩を配合しており、ゆったりとした気分に浸りながら、くつろぎのバスタイムを送ることで、健やかな毎日をサポートします。
バスクリンで自宅のお風呂をもっとくつろぎタイムにしよう
バスクリンは、時代とともに研究を重ね、新しい入浴剤を次々と生み出しています。入浴タイムのお供にバスクリンを入れて、お風呂をもっとくつろげる時間にしましょう。入浴剤はリラックス効果も期待されますので、ゆっくり湯船につかって日頃の癒しを取りましょう。