冷え性を改善するにはお風呂をシャワーで済ませるのではなく、湯船につかるのが効果的です。入浴剤を入れると、さらにツラい冷えを撃退することができます。身体が芯からポカポカになるおすすめ入浴剤20種類をランキング形式でご紹介します。
冷え性さんが選ぶべきはどれ?入浴剤の種類と成分
冷え性に効くのは何が入っている入浴剤?成分の選び方
入浴剤には保温成分、血行促進成分、美容成分、洗浄成分などが含まれています。無機塩類や有機酸、酵素、生薬などの様々な原料が成分として、入浴剤に使われています。
保温成分
保温成分には炭酸ナトリウムや炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウムなどがあります。温熱効果や洗浄効果を高める働きもする、入浴剤ではよく使われる成分です。湯を柔らかくする働きもあります。
血行促進成分
炭酸ナトリウムといった炭酸塩とクエン酸などの有機酸の働きで発生する炭酸ガスは、血行を促進します。ガスの泡による保温効果もあります。
美容成分・洗浄成分
美容成分の代表的なものは保湿成分で、肌をしっとりさせます。洗浄成分は皮脂や古くなった角質を取り除き、肌を清潔に保ちます。
冷え性さんは保温成分や血行促進成分に注目して、身体を温めてくれる入浴剤を選びましょう。
人気なのはタブレット型!冷え性改善に最適な入浴剤の形は?
入浴剤は形別に粉末タイプ、液体タイプ、固形タイプの3つに大きく分けられます。成分によって向く形・向かない形があって、入浴剤の形は配合されている成分にもっとも適しているものになっています。
粉末タイプ
粉末タイプは入浴剤のなかでも、もっとも多い形です。無機塩類系、生薬系、酵素系、清涼系といった種類の入浴剤が、粉末タイプで作られています。1回分ずつになっているものもありますが大容量のものも多く、お湯の量や濃さの好みに応じて自由に好きな量を使うことができます。
液体タイプ
液体タイプは生薬系や美容を目的にした入浴剤によく使われる形です。お湯に入れるだけで溶かす手間がいらず、溶け残ることもないので手軽にさっと使うことができます。粉末タイプと同じようにほとんどが大容量のボトル入りになっていて、自由に好きな量を使うことができます。
固形タイプ
炭酸ガスを発生させる入浴剤は、錠剤やタブレットといった固形タイプになっています。固形タイプの入浴剤は1回に入れる分だけ計る手間が省け、簡単に使うことができます。しかし1個になっている量でしか使うことができないという不便さがあります。
冷え性さんへのおすすめは?
固形タイプの入浴剤はラクに使うことができ、また炭酸ガスが肩こりなどを和らげることから人気です。炭酸ガスは身体を温める作用もあるので、冷え性改善にも高い効果が期待できます。また、無機塩類系の入浴剤で多い粉末タイプも冷え性によく効きます。
冷え性に効く入浴剤ランキング20選!
ドラッグストアなどで買える入浴剤編
第10位【アース製薬】バスロマン ほっこりゆずの香り
温泉成分である硫酸ナトリウムを配合し、温浴効果や血行促進効果を高めた入浴剤です。柚子の香りは天然エッセンスを配合していて、リラックスできます。
独自のイオンベール成分配合で、お風呂から上がった後も温かさが長持ちします。保湿成分に天然のカミツレエキスを配合し、肌あたりがマイルドで赤ちゃんも生後3ヶ月から一緒にお風呂に入ることができます。
第9位【白元アース】いい湯旅立ち にごり炭酸湯 ぬくもりの宿
北海道の登別温泉、群馬県の草津温泉、愛媛県の道後温泉、大分県の湯布院温泉の4ヶ所の温泉気分が味わえる入浴剤アソートです。炭酸ガスが温浴効果を高め、ポカポカした心地よさを長い時間楽しむことができます。ヒアルロン酸配合で保湿効果も高く、お肌がしっとり潤います。香りも高く、リラックスできますよ。
第8位【アース製薬】バスロマン にごり浴 柑橘の香り
温泉成分の硫酸ナトリウムがたっぷりと配合されていて、優れた温浴効果がある入浴剤です。保湿成分としてビタミンCと天然カミツレエキスも含まれていて、入浴後のお肌はしっとりと潤います。香料に使用されているのはユズ精油で、リラックスしながら身体を温めることができます。
第7位【花王】バブ ゆずの香り
炭酸ガスの入浴剤『花王バブ』シリーズを代表する定番商品です。お風呂にベストマッチするゆずの香りは約30種類もの香り成分がブレンドされたもので、ナチュラルに広がります。独自の『あったかベール成分』が配合されていて、お風呂上がりのポカポカが長続きします。
第6位【花王】バブ メディキュア温もりナイト
炭酸ガスを発生するタブレット型入浴剤『花王』バブシリーズのひとつで、特に身体が冷えてなかなか寝付けない方におすすめの入浴剤です。
一回り大きい錠剤から他のバブの約10倍の泡が発生して、身体を心地よく包み込んでくれます。香りは落ち着きのあるラベンダー&シダーウッド、お湯の色も夜にピッタリのナイトパープルで、そのまま気持ちよく眠りにつくことができます。
第5位【アース製薬】温泡 ONPO こだわりゆず 炭酸湯
もぎたてゆず、完熟ゆず、ほっこりゆず、ほろ苦ゆずの4種類の香りが詰め合わせされている、入浴剤アソートです。炭酸ガスの温浴効果を、ほっこりとするゆずの香りが高めてくれます。
第4位【ツムラ】ツムラのくすり湯 バスハーブ
トウキ、センキュウ、ハマボウフウ、チンピ、ハッカ、カミツレの生薬エキス配合の、優しい入浴剤です。6種類の生薬が相互に働き、温浴効果を高めます。生薬独特の香りに柑橘系の香りがプラスされ、リラックスできます。
第3位【アース製薬】温素 琥珀の湯
炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム配合の入浴剤です。アルカリ性の少しとろみのついたようなお湯になり、本物の温泉に入ったようなぬめり感が楽しめます。血行促進の効果も高く、肩こりや腰痛にもよく効きます。ゴボウエキス、ヨモギエキス、シラカバエキス、ドクダミエキス、チャエキスの5種類もの植物エキスがやさしく肌を潤し、湿疹や肌あれを改善する効果も期待できます。
第2位【アース製薬】温泡 ONPO こだわり生姜 炭酸湯
身体を温める食べ物として有名な生姜を使用した入浴剤です。ゆず生姜、とうがらし生姜、はちみつ生姜、ハーブ生姜の4種類のアソートパックで、その日の気分で楽しむことができます。生姜には保温の働きもあり、さらに保湿成分として葛根が配合されていることから美肌効果も期待できます。
第1位【バスクリン】きき湯 ファインヒート
濃厚炭酸ガス温泉ミネラル(硫酸ナトリウム)、ジンジャー末を成分とする、冷えによく効く入浴剤です。グレープフルーツ、レモングラス、カシス&シトラスの3つの香りがあり、その日の気分に合わせて選ぶことができます。
お湯に入れると勢いよく発泡し、成分が素早くいっぱいに広がります。忙しい人で、さっとしかお風呂に入る時間がなくてもその効果を実感できる入浴剤です。血行を促進して、疲労を軽減する効果も期待できます。
バラエティストアや通販などで買う入浴剤編
第10位【ゆいの里】よもぎ湯 入浴パック
無農薬で栽培しているヨモギを100%使用した、自然派におすすめの入浴剤です。お湯に1パックを入れて使用します。使用されているヨモギは愛媛県宇和島市の自然が豊かな休耕地で栽培されていて、お湯に入れると優しい香りが広がります。使用後はヨモギをパックから出して園芸肥料として利用できるエコな入浴剤です。
第9位【アートクライム】重炭酸SPA
重炭酸イオンと炭酸ガスの作用で、スキンケアをしてくれる入浴剤です。シャンプーや洗顔料などの洗浄作用を高める働きをし、ヘアケアやフェイスケアで使用すると無理な力を加えずに不要になった皮脂や角質などをさっぱりと洗い流すことができます。温浴効果も優れていて、足湯としても使用できます。
第8位【飛騨湯の花本舗】天然湯の花
奥飛騨温泉郷から採取した、天然の湯の花を使用した入浴剤です。雪深い地で人々を温めてきた大自然の恵みを、気軽に自宅で楽しむことができます。湯の色は乳白色、香りはなく、ほっこりと心身ともにリラックスすることができます。
第7位 【ヤングビーナス】湯の花エキス
発売から約50年にわたって多くの人から愛され続けている、昔ながらの製法で作られているロングセラー入浴剤です。酸性泉とアルカリ泉の絶妙なバランスのお湯となり、身体を芯から温めます。原材料も選び抜かれたものが使用されており、天然温泉さながらのとろりとしたお湯を楽しむことができます。
第6位【BARTH】重炭酸入浴剤
重炭酸の働きで炭酸水素イオンが発生する、新しいタイプの入浴剤です。ぬるめのお湯に3錠を溶かし、15分以上かけてゆっくりとお湯につかります。無香料・無着色で、敏感肌や子どもでも安心して使うことができます。発生する泡はシャンパンのようなキメの細やかさで、極上の肌触りが体験できます。
第5位【高陽社】パインハイセンス
塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、無水硫酸ナトリウム、ホウ砂、テレビン油を配合した入浴剤です。冷え性のほか、神経痛・リウマチ・腰痛・痔・肩のこり・ うちみ・くじき・疲労回復・荒れ性・アセモ・しもやけ・あかぎれ・にきび・湿疹に効果があります。
第4位【ヴァンベル】温泉入浴剤 イオウ温泉 熱の湯
昔から冷え性によく効くことで知られている食塩泉を、自宅で楽しむことができます。塩分やミネラルは保温効果が高く、また食塩泉は日本に多くあり、たくさんの人たちに古くから親しまれてきました。
原料はヒマラヤ岩塩で、お湯に入れると淡い緑色と硫黄の香りが温泉さながらの気分にさせてくれます。半身浴や足湯としても、気軽に温泉気分を味わうことができます。
第3位【五州薬品】売薬の郷 薬用本舗 赤 3包箱
身体を温める食べ物の代表である唐辛子、生姜、柚子のエキスを配合した入浴剤です。女性に処方されることの多い漢方薬の当帰エキスも成分として含まれていて、女性の冷え症改善によく効きます。お湯は赤色になり、またパッケージも赤で、目でも温かさを感じることができます。
第2位【ホットアルバム炭酸泉タブレット】薬用ホットタブ重炭酸湯
身体を温める効果が高い温泉として知られているものに、炭酸泉があります。低めの温度のお湯に長時間つかることで芯から温まることができ、冷え性や血行不良などの改善に効果があります。薬用ホットタブ重炭酸湯は重炭酸を発生し、おウチで炭酸泉入浴ができる入浴剤です。大量の細かな泡に包まれ、ゆっくりと身体を温めることができます。
第1位【オリヂナル社】オリヂナル薬湯 しょうが
身体を温める食べ物の代表である生姜から取れるショウキョウエキスをはじめウイキョウエキス、チンピエキスを成分とした入浴剤です。
硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、センキュウ乾燥エキスといった有効成分とともに温浴効果を高め、身体を芯から温めます。しょうが根精油と植物精油の、合成ではない香りがリラックスさせてくれます。肌を柔らかく包むにごり湯です。
入浴剤の効果を高める身体を温める入浴方法
冷え性さんはお風呂にゆっくりと入ることで、ツラい身体の冷えを改善することができます。そのためには低めの温度のお湯に、長く浸かることが大切です。
お湯の温度は40℃以下の、低めに設定しましょう。40℃を超えるお湯だとすぐにのぼせてしまい、長い時間浸かっていることができない方もいらっしゃいます。
また熱いお湯に浸かると、身体は逆に体温を下げようとしてしまいます。熱を放出するために汗をかいてしまい、結果としてお風呂から上がるとすぐに湯冷めをしてしまうことになります。
冷え性さんはお風呂のお湯の温度設定を夏は37~38℃、冬は38~39℃にしましょう。またお湯に浸かっている時間は30分程度がちょうど良く、お風呂に入る時間帯は寝る前がベストです。
お風呂で十分に温まると、心身ともにリラックスできます。そのままの状態で眠りにつくと、質の良い睡眠を取ることができます。
入浴剤と正しい入浴方法で身体も心もHAPPYに!
冷え性改善に効果がある、おすすめ入浴剤をご紹介しました。身体を芯から温めてくれるだけでなく、好みの香りや肌あたりの良さでリラックスすることができます。この記事を参考にして、ぜひお気に入りの入浴剤を見つけてください。