大人にとって「温泉気分が味わえる」「リラックスできる」と定番の入浴剤ですが、子どもと一緒のバスタイムは、入浴剤を使用しない人も多いのではないでしょうか?そもそも、子どもはいつから入浴剤を使用できるのか、子どもに使用できる入浴剤の選び方やポイント、子供用おすすめ入浴剤17選もあわせてご紹介します。
子供に入浴剤はいつから使用できる?
子どもと一緒にお風呂の入るとき、入浴剤の使用は「満3ヶ月頃」が目安といわれています。新生児の頃は生後1ヶ月頃までベビーバスなどで沐浴をしますよね。その後、生後1ヶ月の検診で、問題がなければ入浴が可能となります。
しかし、生後1ヵ月前後の赤ちゃんの肌は、皮脂の分泌が増えることで、乳児脂漏性湿疹も出てきます。そのため、肌の状態が落ち着いてくる3ヶ月以降なら、入浴剤の使用も可能とされています。入浴剤の中には、肌を保湿する成分も含まれていることから、子どものスキンケアとしても有効です。
入浴剤の中には、新生児から使用できるものや赤ちゃんから使えるもの、低刺激のものもたくさんあります。あくまでも、「3ヶ月」は目安となります。パパやママが、赤ちゃんの肌を見て、安定している状態のときに使用してくださいね。
子供の入浴剤の選び方
入浴剤のタイプで選ぶ
子供用の入浴剤は、3種類のタイプがあります。それぞれに特徴があるので、チェックしておきましょう。
液体タイプ
子供用の入浴剤を探していると、よく見かけるのが液体タイプの入浴剤です。入れた瞬間からお風呂に馴染むため、とても使いやすいです。キャップの部分にメモリが記載されており、必要量がわかりやすくなっているのも嬉しいですよね。
他のタイプに比べて、液体タイプは種類も多く、選ぶ楽しみもありますよ。
粉タイプ
粉タイプの入浴剤です。大人用の入浴剤ではよく見かけるタイプですよね。お風呂に入れてもすぐに溶けるので、とても使いやすいです。
タブレットタイプ
お風呂の中に、ポンと入れるタイプのタブレット入浴剤です。子供用の入浴剤は種類が少ないですが、手軽に使用できるため量を図る手間もかかりません。
選ぶときの注意点
刺激の強いものは避けよう
入浴剤には、さまざまな成分が含まれている場合があります。炭酸ガスや発汗作用、清涼感がある入浴剤は、大人にとっては問題ありませんが、子どもにとっては刺激が強すぎます。
そのため、子どもに使用する場合には低刺激の入浴剤や無添加の入浴剤、また「赤ちゃんから使用できます」といった表示があるものにしましょう。
香りの強いものは避けよう
入浴剤の中には、香りを楽しむタイプのものもあります。しかし、香りが強すぎると子供にとっては強い刺激となってしまいます。無香料の入浴剤も販売されていますし、香りを楽しみたいという場合には、ハーブなど天然由来の香りの入浴剤を選ぶようにしましょう。
子供用入浴剤おすすめ18選!タイプ別で紹介
肌に優しい!アトピー肌におすすめの入浴剤5選
【花王】ビオレu 角層まで浸透する うるおいバスミルク
- タイプ:液体タイプ
- 香り:ほのかでパウダリーな香り
- 容量:600ml(約15回分)
子供だけでなく、家族みんなで使用できる入浴剤です。保湿成分のシアバター、セラミド-a配合で、入浴後の乾燥も防ぎ、しっとりしたやわらかな肌になります。素肌と同じ、弱酸性なので、赤ちゃんのデリケートな肌にも使用することができます。
乳白色の柔らかなお湯で、肌をしっかり保湿してくれます。うるおいが角層までぐんぐん浸透していきますよ。乾燥肌の方にもおすすめですし、ほのかな香りでリラックスできます。ドラッグストアなどで手軽に購入できるのも嬉しいですね。
【花王】キュレル入浴剤
- タイプ:液体タイプ
- 香り:無香料
- 容量:420ml(約14回)
家族で使用できる入浴剤です。セラミド機能性分、ユーカリエキスの潤い成分に寄り、かさつく肌もしっとり潤い、お風呂上がりの乾燥も防いでくれます。弱酸性、無香料、無着色、アルコールフリーなので、赤ちゃんのデリケートな肌にも使用できます。
入浴効果も高めて、肌荒れや湿疹といった肌にも効果が期待できます。ドラッグストアなどで手軽に購入できます。
【丹平製薬】アトピタ 薬用保湿入浴剤
- タイプ:液体タイプ
- 香り:無香料
- 容量:500g(ボトルタイプ)/400g(詰め替え用)
無香料、天然色素使用、防腐剤無添加の低刺激入浴剤“アトピタ”です。赤ちゃんの肌にも優しく使用することができます。肌荒れ防止成分である天然生薬有効成分である、ヨモギエキスを配合しており、入浴品原あせもや湿疹、荒れ性といったトラブルに優しく効果を発揮します。
うるおい成分も配合しており、子どものお肌のしっとり、なめらかにしてくれます。天然のヨモギ色のお湯の色です。
【HERBAN】アロマバスミルク
- タイプ:液体タイプ
- 香り:天然ハーブの香り
- 容量:114g/227g
アフリカで生まれ、オーガニック先進国であるアメリカで育った完全植物性のボディケアブランド『HERBAN(ハーバン)』のアロマバスミルクです。赤ちゃんから大人まで、安心して使用することができ、優れた保湿効果も期待できます。
主成分には、低刺激性ハーブ、エッセンシャルオイル、潤いをあたえるソイミルクが含まれており、アフリカ伝来の独自レシピにより作られています。
【ヴェレダ】カレンドラ ベビーバスミルク
- タイプ:液体タイプ
- 香り:やさしいハーブの香り
- 容量:200ml
赤ちゃんの沐浴にも使用できる、“カレンドラ ベビーバスミルク”です。デリケートな肌や荒れやすい肌にも使用でき、肌をしっとりと潤してくれます。優しいハーブの香りで、気分もリラックスできます。
ただし、浴槽では溶けにくいため、あらかじめ洗面器などに溶かしてから浴槽に入れるようにしてください。洗い流しも不要で安心して使用できますよ。
子供用オーガニック入浴剤5選
【シーボディ】イルコルポ ミネラルバスストーン
こちらは、これまで紹介してきたタイプとは異なり、天然石でできた繰り返し使用可能な入浴料です。
岩手県の山で採掘した「角閃石(かくせんせき)」という石で、遠赤外線効果が期待できます。
短い入浴時間でも湯冷めしにくいため、お風呂にじっと入るのが苦手なお子さんにも最適ですよ。
【Baby tab】重炭酸入浴剤
- タイプ:タブレットタイプ
- 香り:無香料
- 容量:12錠(4回分)・45錠(15回分)・100錠(33回分)
生まれたばかりの赤ちゃんから、お年寄りまで、かぞくみんなが入浴剤として使用できる、無添加の重炭酸入浴剤です。沐浴剤としても使用できるため、石鹸いらずで、簡単に沐浴できます。
高濃度の重炭酸イオンが浴槽の中に豊富に溶け込み、柔らかな湯ざわりとなっています。温浴効果も高いため、ぬるめのお湯でも体の芯から温まることができます。
【カミツレ研究所】華密恋
- タイプ:液体タイプ
- 香り:ほのかに甘いカモミールの自然な香り
- 容量:400ml
入浴するだけで、全身に潤いを与えてくれるカミツレエキス100%の薬用入浴剤です。原料のカモミールは、すべて国内で農薬を使用せず、有機肥料で栽培しています。肌あたりのやわらかいお湯が身体を芯から温め、疲れをとって肌をなめらかにしてくれます。
年齢を問わず使用でき、自然な淡い琥珀色のお湯を堪能できます。
【北の快適工房】みんなの肌潤風呂
- タイプ:粉タイプ
- 香り:柑橘系の香り
- 容量:600g
1日中しっとりすべすべした肌が続く入浴化粧品、“みんなの肌潤風呂”です。着色料不使用、合成香料不使用、パラベンエタノール不使用で、安心して使用することができます。天然温泉成分である“湯の花”を使用し、皮膚の油脂や汚れを除去してくれます。
また、ビート由来の砂糖成分をたっぷり配合し、高い保水力を誇ります。
【GREEN NOTE】桧水(ひのきすい)
- タイプ:液体タイプ
- 香り:ヒノキの香り
- 容量:500ml、1000ml
正規オーガニック認証ヘナ『GREEN NOTE』より販売されている、“桧水(ひのきすい)”です。おうちで簡単に本格的な桧風呂を堪能することができます。
天然ヒノキが持つ、さわやかな香りでリラックス効果も高く、剛性界面活性剤や合成香料、合成色素、合成保存料不使用で、赤ちゃんからお年寄りまで安心して使用することができます。また、入浴剤なのに消臭や除菌効果もあるのも嬉しいですよね。
リラックスできる!子供用入浴剤4選
【水生活製作所】お風呂サプリ おぷろ
- タイプ:粉タイプ
- 香り:6種類
- 容量:25g
浄水器メーカーが開発した、水そのものをきれいにしてくれる入浴剤です。塩素除去はもちろんのこと、お肌がぷるぷるすべすべになる嬉しい成分がたっぷり含まれています。
水道水の中に含まれている残留塩素を除去するので、お湯ざわりがまるくなり、肌がぴりぴりしなくなります。種類も多いので、子どもにとっても毎日の楽しみになりますよ。
【ママバター】ナチュラルバスパウダー
- タイプ:粉タイプ
- 香り:無香料
- 容量:250g
天然保湿成分のシアバターを5%配合した、しっとり潤いを与えるバスパウダーです。温浴効果の高い重曹を使用し、身体をポカポカと温めてくれます。天然シアバターのベールに包まれて、ツヤと潤いのあるお肌になります。
とてもまろやまなお湯になるので、子どもから大人まで家族みんなで使用することができますよ。シリコン、合成香料、合成着色料、鉱物油、パラベン不使用なのも安心ですね。
【アース製薬】ウルモア クリーミーミルク
- タイプ:液体タイプ
- 香り:無香料
- 容量:600ml(約15回分)
赤ちゃんからお年寄りまで使用できる、保湿入浴液です。素肌をやさしく包み込み、しっとりすべすべした肌になります。5種類(アミノ酸、吸着型ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、エラスチン)のモイストスキン成分を配合し、肌本来のうるおいを補ってくれます。
また天然オイル成分のシアバターを配合し、乾燥肌もしっとりとうるおい感を高めます。極上のとろとろ湯ざわりはクセになりますよ。
【ドクターシーラボ】薬用メディカルエステハーバルバス
- タイプ:液体タイプ
- 香り:爽やかなハーブの香り
- 容量:500ml
赤ちゃんにも安心して使用できる、薬用入浴剤“薬用メディカルエステハーバルバス”です。海洋深層水とハーブエキスが配合されており、しっとりとしたなめらかな肌となります。
またグリシン配合で、水道水に含まれている塩素を中和してくれるので、肌への刺激を和らげてくれます。ショウブ抽出液、センキュウエキス、トウキエキス、カモミラエキスの4種類のハーブエキスも含まれており、ハーブの爽やかな香りです。
お風呂が楽しくなる!おもちゃがついている入浴剤4選
【サンタン】ひっかけアニマル
- タイプ:バスボール
- 香り:りんごの香り
- 容量:ー
まん丸なバスボールが溶けると、かわいい動物が出てくる「ひっかけアニマルバスボール」です。ミニサイズのアニマルマスコットは、コップの淵などいろんなところに引っ掛けることができます。
お風呂に入れて出会った動物たちと、お風呂上りにも一緒に遊べたり、いろんな場所にひっかけたりと楽しく遊ぶことができます。ただし、アニマルマスコットは小さいので、口に入れたりしないよう気を付けてください。
【バンダイ】びっくら?たまご アンパンマン
- タイプ:バスボール
- 香り:ハッピーシャボンの香り
- 容量:75g
子どもたちに愛されるみんな大好き!アンパンマンの入浴剤です。アンパンマンの顔の形の入浴剤をお風呂に入れると、溶けだして黄色のお湯となります。ほのかに香るカモミールの香りを楽しむことができます。
入浴剤が溶けると、ピースサインをしたアンパンマンのキャラクターたちが登場!大喜びすること間違いありません。
新幹線バスボールNEW
- タイプ:バスボール
- 香り:せっけんの香り
- 容量:60g
男の子に大人気の、JR新幹線デザインのマスコット入りバスボールです。お風呂に入れたバスボールの中から新幹線のマスコットが出てきます。お風呂上りには、新幹線で遊ぶことも可能です。これまで以上にお風呂がワクワク楽しいものになりますね。
【サンタン】アヒル隊長バスボール
- タイプ:バスボール
- 香り:石鹸の香り
- 容量:ー
お風呂で大人気、アヒル隊長の入浴剤バスボールです。お風呂に入れるとバスボールがお湯に溶けて、中からかわいいマスコット・フィギュアが出てきます。
アヒル隊長の入浴剤に浸かりながら、湯船にぷかぷか浮かぶアヒル隊長と、ほっこりとしたバスタイムを過ごすことができます。思わず長風呂をしないように、気を付けてくださいね。
入浴剤を入れるときのポイント
入浴剤は少量から使用しよう
すべての入浴剤に、使用量が定められていますが、子どもの肌は大人の肌よりもデリケートですので、負担もかかってきます。そのため、まずは少量から入浴剤を試して、子どもの肌の確認しておくと安心ですね。
入浴時間も短めにしよう
これは入浴剤を入れないときも同様ですが、入浴時間は短めにしましょう。特に小さい子供は、短時間でものぼせてしまいます。大人の場合は、ゆったりと湯船に浸かって入浴剤を楽しみたいということもありますが、子どもの時間でバスタイムを設定するようにしましょう。
子供が入浴剤を食べた・飲んだ場合の対処法
意識がある状態
入浴剤を食べたとしても意識があり、呼吸も脈拍も安定している場合には、口の中のものを取り除き、口をすすいでうがいしてください。その後、コップ1~2杯の牛乳もしくは水を飲ませてください。無理に吐かせると、肺炎を引き起こす危険性があるので注意しましょう。
意識がない状態
入浴剤を食べた後、意識がなくけいれんを起こしている場合などはすぐに救急車を呼ぶようにしてください。また、すぐに症状があらわれない場合もあるので、経過を観察して、いつもと様子が違うようなら、かかりつけ医の診断を受けるようにしてください。
バスオイル、バスソルトを食べた場合の対処法
バスオイルの場合
子どもがバスオイルを飲んでしまった場合、すぐに吐かせないと焦ってしまいますよね。まず、バスオイルには中毒の心配はないとされています。無理に吐かせず、水を飲ませて様子を見るようにしてください。牛乳は飲ませてはいけません。
しかし、気管に入った場合には、すぐにかかりつけのお医者さんに行くようにしましょう。
バスソルトの場合
「溶かしたお湯を飲んでしまった」という場合は、中毒の心配はほとんどないとされています。粉末や固形のバスソルトをなめた程度であるなら、牛乳を飲ませて様子を見てください。牛乳がない場合には、水でも構いません。
しかし、体重10キロの子供が、5gを超える量を口にした場合には、牛乳を飲ませてすぐにかかりつけのお医者さんに行くようにしましょう。
入浴剤で子どものバスタイムを楽しくしよう
子どもにも使用できる入浴剤を紹介しましたが、いかがでしたか?お肌を守ってくれるものから、安心して使用できるもの、キャラクターが出てくるものなど種類も様々です。
お風呂が苦手という子どもにも、キャラクターの入浴剤があったら、喜んでくれるかもしれませんね。
入浴剤の選び方のポイントなど注意しながら、ぜひ使用してみてください。また、子どもが間違って入浴剤を口にしないよう、子どもの手の届かない場所に収納するなど工夫してくださいね。入浴剤を使って、親子で楽しいバスタイムにしましょう。