入浴剤でお風呂がゼリーになる！？おすすめ5選とゼリー状にするメリットとは

テレビで紹介され、お風呂がゼリー状になる入浴剤が話題となっています。このタイプの入浴剤は、お風呂がゼリーでふわふわになる新感覚が味わえると同時に、血行促進や美肌効果など体に良い効果がたくさんあります。今回は、ゼリー入浴剤の効果とおすすめゼリー入浴剤をご紹介します。

ゼリー入浴剤って？

ゼリータイプの入浴剤は、お湯に入れると粒々のゼリー状になります。ゼリー状のお湯になることにより、以下3つのような効果が生まれます。

期待できる3つの効果

保温効果

お湯が冷めていくのは、水面から水が蒸発するときに熱を奪うからです。また、冷えた水面と底にある熱いお湯が対流することにより全体的にお湯が冷めていきます。

上記のようなお湯が冷めていく過程を遅くすることができるのが「あんかけ蕎麦の原理」です。あんかけ蕎麦は、通常のそばに比べていつまでも熱いですよね。それは、あんかけの部分が水面から水の蒸発を防ぐことと、粘り気のあるあんかけが対流を起こしにくくして、底の温度が冷めにくくなるためです。

この原理を利用しているのが、ゼリー入浴剤です。ゼリー状の粒が表面の水の蒸発を防ぎ、ドロッとしたゼリーがお湯の対流を抑制してお湯を冷めにくくしてくれます。

したがって、ゼリー入浴剤は保温効果が非常に高く、半身浴や足湯など長時間の入浴でも湯冷めしにくいのです。通常のお風呂より保温効果が続くため、低温サウナに入っている感覚で、15分程度入浴を楽しむことができますよ。

血行促進

血行促進に効果的なお風呂の温度と時間は、夏が38度・約15分、冬が40度・15分といわれています。

ゼリー入浴剤は全身を包むことにより、高い保温効果で湯冷めすることなく長湯を楽しむことができます。長湯をすることにより、体温が上昇して、皮膚の毛細血管を拡張して全身の血流を良くして血行促進に繋がります。

さらに、血行促進されると腰痛や肩こりが改善されます。肩こり・腰痛は、緊張した筋肉に疲労物質がたまり、血管を圧迫するため血流が悪くなることで起こります。したがって、血流が良くなれば、血液の流るとともに疲労物質が流れ、肩こり・腰痛の改善に繋がります。

冷え性にも良い

冷え性の原因のひとつとして、血流の流れが悪くなり皮膚温度が下がってしまうことが挙げられます。また、もうひとつの原因としては、ストレスなどで交感神経の緊張が続くことも考えられます。

ゼリー入浴剤のお風呂は、保温効果が高いため湯冷めせずに長湯をすることができます。お湯温度が高すぎると、刺激で体内に酸化物質を作り出し、デトックス作用を妨害するため、お湯温度を40度程度に設定します。

そして、長くゆっくりつかることで、血流を良くして、ゼリー入浴剤の良い香りで癒されることでストレス解消に繋がり、冷え性を改善することができます。

美肌効果

ゼリー入浴剤は保温効果が高いため、汗をたくさんかきます。汗は、美肌にとって大切な役割を果たします。具体的には、汗が分泌されると肌を外部刺激や乾燥から守る皮脂膜を形成したり、肌に住み着く皮膚常在菌のエサになり良い肌環境を維持させることができるのです。

表皮ブドウ球菌（皮膚常在菌）は、「美肌菌」ともいわれています。表皮ブドウ球菌は、肌の内部からグリセリンを分泌して、肌を弱酸性に保ち、カビや花粉などの外部刺激や病原体から肌を守る役割をしています。汗がエサとなっており、皮膚が温かいと活発に活動します。

汗をかくためには、汗をかくだけの水をたくさん飲むことも必要です。脱水になると危険なため、長湯の際にはこまめな水分補給を心がけましょう。

おすすめの使い方と注意すべき点とは

おすすめの使用方法

1. ゼリー入浴剤1袋あたり、浴槽3分の1程度のお湯をためる
   風呂温度は、夏が38度、冬が40度がおすすめです。ゼリー入浴剤1袋分は、浴槽3分の1程度が目安で、それ以上水温が高くなると入浴剤が足りなくなる可能性があります。
2. お風呂にゼリー入浴剤を入れて軽く混ぜる
   お湯にゼリー入浴剤を入れて、軽くかき混ぜると粒々のゼリー状になってきたら、入浴しましょう。
3. 入浴は15分程度
   肌にゼリーを乗せると、肌がすべすべになります。
4. 入浴後、体をシャワーで流す
   ゼリーが体に残っているとベタベタするため、しっかりシャワーで洗い流します。洗い流すと、ゼリーで肌がすべすべになったのは半減しますが、美肌効果は続いています。
5. お湯に融解剤を溶かし、ゼリーをお湯に戻す
   ゼリーをお湯に戻してから、排水口に流しましょう。

おすすめの入浴法

保温効果が持続するゼリー入浴剤だからこその、おすすめの入浴法をご紹介します。

注意点

• 頭は浸からない
  頭まで浸かると、頭皮の毛穴にゼリーがつまり抜け毛の原因となります。頭にはつけないように気を付けましょう。
• ゼリーは滑りやすいため注意して入浴する
  ゼリーで浴槽の底や付着した床が滑りやすくなっているため、注意して入浴しましょう。子どもには特に注意して、小さいこども一人で入浴することがないようにしましょう。
• 入浴後は体をしっかり流す
  入浴後は、ゼリーが体に付着している可能性があります。体にゼリーが付いたままだと、体が不快なほどベタベタしてしまい、タオルにもゼリーが付いてしまいます。入浴後に体を洗うか、しっかりシャワーで流すようにしましょう。
• 入浴後はゼリーをお湯に戻す
  お湯がゼリー状のまま排水口に流すと、排水口にゼリーが詰まってしまいます。ゼリー入浴剤には、付属で湯に戻すことができる粉末の「融解材」があるので、しっかり溶かしてお湯に戻してから流すようにしましょう。

ゼリー状入浴剤おすすめ5選

【Zimpli Kids】Gelli Baff(ジェリーバフ)

『Zimpli Kids』の入浴剤はイギリスで発売され、2年で100万個以上売れた大ヒット商品で、世界20ヶ国で1,000万個販売されています。こども用のゼリー入浴剤で、お風呂に専用粉末を入れるとゼリー状になり遊びながらお風呂を楽しむことができます。

なかなかお風呂に入ってくれない子どもが、喜んでお風呂に入ってくれますよ。入浴後は、水に戻すことができる融解剤付きです。

【TOU-FREE】Esthe Jelly fragrance(エステゼリーフレグランス)

お湯が粒々ゼリーになり、ふわふわ新感触のお風呂になります。美肌に良い、保湿成分のシアバター・はちみつ、整肌成分のアスタキサンチン、皮膚コンディショニング成分のプラチナナノコロイドが配合されています。融解剤付きです。

この入浴剤は、2017年1月10日に「ヒルナンデス」で放映された『最新トレンド&変わり種入浴剤』で紹介されたことにより、注文が殺到して生産が追いついていない状況となっています。なかには入荷待ちの状態になっている香りもあるため、在庫状況を確認しましょう。

【エステゼリー】エステゼリー

お風呂が粒々ゼリーに変身します。そして、ゼリー入浴剤の保温効果がある上、ショウガエキスとトウガラシエキス配合で体の芯から温めることができます。さらに美肌成分として、保湿成分のセラミドが配合されています。融解剤付きです。

【GALA（ガーラ）】バスゼリーFLODE（フローデ）

『GALA』のお湯が粒々ゼリーになる入浴剤で、化粧品認可されています。保湿成分配合で、お風呂上がりの肌触りがしっとりですべすべになります。融解剤付きです。

【ユーア化学研究所】いにしえの休日

保湿成分の高分子配合で、肌がしっとりつるつるになります。とろみ成分でほんの少しゼリー状になり、普段のバスタイムが幻想的な空間に包まれます。完全にゼリー状になるわけではないため、そのまま排水口に流せます。

新感覚のゼリー入浴剤を試そう！

ゼリーライプの入浴剤は、ふわふわゼリーで癒されるうえ、保温性が高いためたくさんの汗をかいて血行促進できます。ぜひ、新感覚を試してみてくださいね。