快適なバスタイムを過ごすためには、お風呂掃除が大切です。しかし、いざお風呂掃除に取り組んでみても、カビやヌメリがなかなか取れず悩んでいる人も多いのではないでしょうか?今回おすすめするのは、塩素系漂白剤のハイターです。お風呂掃除にハイターを効果的に使い、快適なバスタイムにしましょう。
お風呂向けハイターは全3種類
強力カビハイター
スプレータイプのハイターで、簡単に使える手軽さが特徴です。一般的なカビ取りと比べ泡の粘度が2倍あり、カビ汚れに泡が密着して効果を発揮します。
スプレータイプなので、バスルーム全体の使用におすすめです。なお、目の高さより上にスプレーはしてはいけませんので注意してください。
強力カビハイター 排水口スッキリ
粉末発泡タイプのハイターであり、水を注ぐことで発泡します。発砲することで泡が全体に広がり、強くこすらなくてもカビやヌメリを落とすことが可能です。排水口やフタ裏の汚れを手軽に落とせます。
パイプハイター 高粘度ジェル
汚れやヌメリにピタッと密着するジェルタイプのハイターです。排水溝に詰まった髪の毛を溶かすことができるので、気になるパイプ臭にも大活躍します。
また、これひとつで浴室から洗面所・キッチンなど幅広く使えます。横向きノズルやくびれボトルを採用しており、コンパクトな本体で収納にも便利です。
ハイターを使うときの注意点4つ
服装
ハイターには漂白作用がありますので、漂白されない服装かゴムエプロンの着用をおすすめします。ハイターを使い掃除をすれば、周りに液体が飛び散る可能性が高いです。
そのため、お気に入りの服などでは掃除をしないようにしましょう。
道具
ハイターは、皮膚に付着したり吸い込むと、体に異常を引き起こす恐れがあります。そのため、ハイターから体を守る道具を使いましょう。
代表的な道具としては、ゴム手袋、ゴーグル、マスク、ゴム靴などが挙げられます。いずれも手軽で安価に購入できるアイテムですので、なるべく揃えておきましょう。
他の洗剤と混ぜない
ハイターなどの塩素系漂白剤は、他の洗剤と混ぜることで、有害なガスを発生させる恐れがあります。そのため、使用する際には細心の注意を払い、他の液体と混ぜることは絶対にしないでください。
なお、混ぜると危険な漂白剤は、パッケージにも記載されているので、合わせて確認を行うと確実でしょう。
換気をする
ハイターなどの塩素系漂白剤は、吸い込むと体に異常を引き起こす可能性があります。そのため、換気を常に行い、浴室に充満しないように注意してください。
また、長時間の掃除が必要な場合には、時間を空けて行うことも有効です。マスクなどのアイテムと合わせ、換気を常に行うことで、ハイターを安全に使うことができます。なお、掃除をし終わった後も、十分な換気を行いましょう。
ハイターは正しく扱わないと危険!もしもの応急処置方法は?
飲んでしまったとき
ハイターを飲んでしまった場合は、速やかに口を水ですすいでから、コップ1~2杯の牛乳か水を飲むようにしてください。牛乳には、粘膜への刺激性を中和する作用があります。
なお、ジュースなどの酸味が強い飲み物は、有害なガスが発生する恐れがあるので絶対に避けましょう。
参考:応急処置SOS/花王HP
目に入ってしまったとき
ハイターが目に入ると失明する恐れがあります。速やかに流水で15分以上洗ったのちに、眼科医の診断を受けてください。 また、目を強く擦りすぎると逆効果ですので、静かに洗うように心がけましょう。
目薬や洗浄液等だけでは十分な対処ができないので注意してください。
皮膚についてしまったとき
ハイターが皮膚についてしまったときは、速やかに流水で洗い流しましょう。洗い流すときには、手でこすって強く洗わず、周りに飛び散らないよう注意してください。速やかに医師の指示に従うことが必要です。
混ぜてしまったとき
塩素系の洗浄剤と酸性タイプの洗浄剤が混ざると、危険な塩素ガスが発生し大変危険です。
酸性タイプの漂白剤は、裏面にある成分表示欄で確認することができるので、あらかじめ確認してからの使用をおすすめします。また、食酢やアルコール類も混ぜないよう気を付けましょう。
もし、万が一混じってしまった場合は、直ちに換気をしてすぐにその場から離れてください。十分な換気ができたら、再び浴槽に向かいましょう。
ハイターがあればお風呂掃除も簡単に
ハイターは、お風呂掃除を簡単にするための便利なアイテムです。カビやぬめりが発生したときは、ハイターでお手入れしてくださいね。
しかし、使い方を一歩間違えると危険なアイテムのため、使い方やもしもの対処法を身に着けることが大切です。ハイターを有効活用して、ぜひ快適なバスタイムを過ごしましょう。