お風呂についた白いウロコ状の水垢に頭を悩ませる人は多いのではないでしょうか?水垢は、通常の洗剤で掃除するだけでは除去しづらいものです。また、ついたまま放置すると、水垢はさらに頑固になるので要注意です。今回は、そんな水垢を落とすのにぴったりの洗剤を紹介します。
水垢を落とす洗剤の選び方
お掃除をするのに欠かせないアイテムの洗剤には様々な種類があります。代表的なものには界面活性剤が主成分の合成洗剤、カビ取り剤などの洗浄剤、漂白剤、研磨剤がありますが、落としたい汚れに適した洗剤を選ぶのが賢い使い方です。まず、しつこいお風呂の水垢を落とすのに最適な洗剤の選び方について確認しましょう。
酸性の洗剤を選ぶ
普段お風呂掃除によく使用されるのは合成洗剤です。合成洗剤の主成分は界面活性剤であり、液性は酸性・弱酸性・中性・弱アルカリ性・アルカリ性の5段階に分けられています。
このなかで、水垢を落とすのに向いている洗剤は酸性・弱酸性のものです。
水垢とは、お風呂に残った水道水が蒸発し、水道水に含まれていたマグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分が結晶化して残ったアルカリ性の汚れです。したがって、酸性の洗剤を用いることで汚れを中和し除去することができます。
液性は、洗剤のラベルに表記してありますので必ずチェックしましょう。
頑固な水垢には研磨剤配合のものを
水垢はできてから年月が経つほど、頑固で落しにくくなります。なかには、酸性の洗剤を付けてこすっただけでは、簡単に落ちないものもあるでしょう。そんな頑固な水垢には、研磨剤が配合された洗剤がおすすめです。
研磨成分は、こびりついた汚れを研磨剤の細かな粒子で物理的に削り落とすことが可能です。
ただし、研磨剤の種類によっては、お風呂のバスタブや鏡の材質に傷を付けることがあります。気になる場合は、目立たない部分で少し試してから使いましょう。また、コーティングされた素材には使用しないようにしてください。
おすすめのお風呂用水垢洗剤TOP7
それでは、お風呂の水垢を落とすのにおすすめの洗剤を7つご紹介します。
第7位【東急ハンズ】松山油脂×東急ハンズ バスルーム用洗剤
多彩な商品を取り扱う『東急ハンズ』が、100年以上の長い歴史を持つ石けんブランドの『松山油脂』とのコラボレーションにより開発したオリジナル洗剤です。
厳選された天然由来素材から作られており、使用する人の手肌や環境に配慮されています。
弱酸性の液体が、白く固まった水垢や石けんカスを溶かし除去してくれます。汚れの付着予防としての利用もおすすめです。爽やかなハッカの香りと、洗剤らしくないシンプルなパッケージもお掃除が楽しくなるうれしいポイントですね。
第6位【KINCHO】お風呂用ティンクル
お酢の成分である酢酸の力で水垢汚れを落とす洗剤です。酢酸は、水垢や石けんカスの汚れを溶けやすい成分に分解する働きがあり、水で洗い流すことにより汚れを除去することができます。
また「ティンクル」には、すすぎ促進剤が配合されているため泡切れが良く、すすぎ時間を短縮することができます。節水効果も同時に得られるのはうれしいですね。口コミによると、お酢のニオイが少しきついようなので、使用する際は忘れずに換気扇を回してくださいね。
第5位【シー・エス】うろこが取れる
少しとろみのある泥のような液状の洗剤です。レアアースと呼ばれる希土類の酸化セリウムを主成分としているのが特徴で、水垢との化学反応により汚れを除去します。
研磨成分が入っていないため、浴槽だけでなく鏡やステンレスなどに安心して使用できるのも魅力のひとつです。
頑固な水垢は、液剤を汚れのある場所に塗り、時間を置いた後にポリウレタン材質のスポンジでこすると取れやすくなりますよ。
第4位【ミヨシ石鹸】暮らしのクエン酸
家中のお掃除に大活躍するクエン酸は、酸性なので水垢落としにも効果があります。自然由来の成分であるため、自然派の洗剤を好む人にもおすすめです。
パウダータイプの「暮らしのクエン酸」は、水に溶かしクエン酸液にして水垢汚れのある場所にスプレーしましょう。広い範囲の汚れにはキッチンペーパーを広げ、その上からスプレーして時間を置いてこすり落とすとツルツルになりますよ。
お風呂だけでなく、キッチンやトイレなどでの使用用途も幅広く、普段使いできるお手頃な価格も魅力のひとつです。
第3位【きれい研究所】茂木和哉
『茂木和哉』は、水垢を落とすことを目的とした水垢専用洗剤です。秋田の温泉施設のしつこい水垢を落とすために開発された経緯があります。洗剤職人である茂木和哉さんが開発し、自身の名前が商品名となりました。
研磨剤を主成分としており、合成界面活性剤を含んでいないのが特徴です。また、金属の錆落としなどにも使用されるスルファミン酸が配合されていて、研磨剤との相乗効果により水垢をきれいに除去します。
コーティングされているバスタブや鏡に使用したいときは、傷が付かないか目立たない場所で試してみてくださいね。
第2位【日本珪華化学工業】ハイホーム
石けんと天然珪華石(湯の花)を原料としたペースト状の石けんクレンザーです。珪華石は石けんと混ぜ合わせることにより、洗浄作用のある珪酸ソーダと研磨剤になります。
研磨剤の粒子は非常に細かいので、磨く対象となるものに傷が付きにくく、汚れだけを落としてくれます。
合成界面活性剤や着色料、香料などを使用しておらず、人や環境に優しいのもうれしい特徴のひとつですね。手肌が弱い人や自然派洗剤にこだわる人におすすめの商品です。
第1位【リンレイ】ウルトラハードクリーナー水アカ・ウロコ用
お掃除のプロも推奨するといわれる強力な水垢洗剤です。水垢汚れを中和分解するクエン酸と、2種類の高性能研磨剤とのダブルの洗浄力で、固着したしつこいウロコを溶かし一掃します。
いろいろな洗剤を試したけどなかなか取れない強固な水垢汚れに、ぜひ試して欲しい洗剤です。強力な洗剤なので、使用する際はゴム手袋などを着用し、使用上の注意をよく守って使ってくださいね。
水垢洗剤を使うときの注意点3つ
お風呂の水垢は長い時間蓄積されてできたものなので、ただ水垢洗剤を吹きかけてスポンジでこすっただけでは、きれいに除去することはできません。高い洗浄効果を得るために、そして安全に洗剤を使用するためのポイントをチェックしましょう。
時間を置く
落としにくい水垢に洗剤をかけて、しばらく時間を置くのがポイントです。洗剤が水垢の汚れに十分浸透するのを待ってからスポンジなどでこするようにしましょう。
特に、クエン酸など自然由来の成分を用いたものほど洗浄力も緩やかになりますので、放置時間を長めにとると良いですね。
研磨剤配合の洗剤はこすりすぎない
研磨剤が配合された洗剤を使用するときは、力加減に注意しましょう。種類にもよりますが、強くこすりすぎると研磨剤の粒が洗う面を傷めてしまう場合があります。様子を見ながら、少しずつ水垢を削り落とすようにしてくださいね。
他の洗剤と混ぜない
酸性洗剤と塩素系の洗剤が混ざると有害な塩素ガスが発生します。ラベルに「まぜるな危険」という表示されているものは特に注意が必要です。
また酸性洗剤は、アルカリ性洗剤と混ぜると中和作用が起き、洗浄効果が減少します。掃除をするときは、2種類以上の洗剤を同時に使用しないように気を付けましょう。
ピカピカのお風呂で気持ちの良いバスタイムを
水垢汚れがないピカピカのお風呂になると、一層気持ちの良いバスタイムを過ごせそうですね。「水垢汚れが気になるけど洗剤に迷っている」という人は、ぜひ紹介した洗剤を試してみてくださいね。