誰もが日常的に行っている入浴は、ダイエットの面でも大切な役割を担っています。そこで今回は、お風呂ダイエットの気になる効果と消費カロリーについて解説いたします。さらに、話題の入浴法もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
痩せ体質に導くお風呂ダイエット！消費カロリーはどのくらい？
多忙の毎日に湯船に浸かることができず、シャワーだけで済ませている方は多いのではないでしょうか。しかし、毎日きちんと湯船に浸かると、汗をかいて代謝が上がり、痩せ体質に近づく効果が期待できます。
さらに、湯船に浸かるだけでもカロリーを消費できます。具体的にどれだけ消費するかというと、体重50kgの人が20分間入浴した場合、約35kcalといわれています。
そのため、効率良く痩せ体質に近づきたいのなら、毎日のバスタイムをシャワーで済ますのではなく、じっくりと湯船に浸かる習慣をつけることをおすすめします。
また、より効率良く痩せ体質に近づきたいという方は、“高温反復浴法” というダイエットメソッドがおすすめです。このメソッドを取り入れて、美と健康に役立てましょう。
話題のメソッド！高温反復浴法のやり方と消費カロリー
それでは、高温反復浴法のやり方と消費カロリーをご紹介します。毎日のバスタイムにほんのひと手間を加えるだけで、効率良くお風呂ダイエットすることができます。これからご紹介する内容を習慣化して、痩せ体質に近づきましょう。
高温反復浴法
- まずは、湯船の温度に慣れるために、心臓から遠い部位から湯船のお湯を体にかけましょう。
- かかり湯を終えたら最初の入浴です。41～42℃に設定したお湯に肩まで3分間浸かりましょう。
- ここで一旦湯船から上がり、最初の休憩です。5分間体を休めましょう。ついでに体や髪を洗うと効率アップできます。
- 2度目の入浴です。もう一度、3分間湯船に浸かりましょう。
- 2度目の休憩です。湯船から上がり、5分間休憩しましょう。
- 最後の入浴です。再度肩まで3分間浸かりましょう。
- バスルームから出て、体を拭き、水分補給を行いましょう。
消費できるカロリー
高温反復浴法は、1回で300～400kcalほど消費するといわれています。これは、約1時間ランニングしたときと同じ消費カロリーです。
しかし、高温反復浴法はとても体力を消耗するので、体力のない方や持病のある方にはあまりおすすめできません。特に、持病で通院中の方は、高温反復浴法を実践する前に必ず主治医と相談するようにしましょう。
高温反復浴法の注意点3つ
痩せ体質に近づくことが期待できる高温反復浴法ですが、注意点をきちんと理解しておかなければ、思ったような効果を実感することができません。
痩せ体質に近づく入浴法を実践する前に、注意点をしっかり確認しておきましょう。
お湯の温度は高くても42℃を目安に
高温浴の定義では、42～45℃のお湯に浸かることがベストだとされています。
しかし、42℃以上のお湯に10分間浸かると、熱いお湯による刺激で交感神経が興奮し、血管を収縮させて、血圧を急に上げてしまいます。
そのため、急激な体調変化のリスクを軽減するためにも、お湯の温度は高くても42℃に留めておきましょう。
こまめな水分補給を忘れずに行う
入浴すると300～500mlの汗をかき、体内の水分を大量に失います。脱水状態にならないためにも、水分補給はこまめに行いましょう。
最低でも、入浴前後にはコップ1杯の水を飲み、念のため、バスタイム中にも水分が取れる環境にしておくと良いでしょう。
摂取する水分は、ミネラルウォーターだけでなく、スポーツドリンクやオレンジジュースなどもおすすめです。特に、オレンジジュースには湯あたりを防ぐビタミンCが含まれているため、お風呂あがりの頭痛、めまい、寒気などを予防する効果が期待できますよ。
極度の空腹時と食後すぐの入浴は避けるのがベター
食後は、食べ物を消化するため、胃に血液が集まっています。その状態で入浴してしまうと、消化機能を低下させ、胃腸のはたらきを妨げてしまうので、おすすめできません。
反対に、極度の空腹状態で入浴をすると、胃酸過多によって気分が悪くなりやすいので注意が必要です。
そのため、お風呂ダイエットを実践する際は、胃腸に負担をかけないためにも、極度の空腹時と食後すぐの入浴は避けるのがベターです。少なくとも、食後30分は入浴を避けましょう。
消費カロリーを増やすお風呂ダイエットにトライしてみよう
ただ入浴しているだけでもカロリーを消費できるお風呂ダイエットですが、ひと手間加えることで、より消費カロリーを増やすことができます。
効果的なお風呂ダイエットをしたいと考えている方にこそ、痩せ体質に導いてくれる高温反復浴法が最適です。ご紹介した注意点を押さえつつ、毎日のバスタイムに取り入れてみてはいかがでしょうか。