ドライブラッシングの方法って?コツ&得られる効果とおすすめブラシ3選もチェック!

ドライブラッシングとは、ミランダ・カーなど海外セレブが火付け役となって流行している美容法で、乾いた肌にブラッシングをします。美肌やセルライト除去など女性に嬉しい効果が期待されるドライブラッシングの詳しい方法と適したブラシをご紹介いたします。

ドライブラッシングって?期待される4つの効果が魅力

ドライブラッシング

冷え性改善

肌にやさしく刺激を与え、血流が良くなることで、新陳代謝が高まります。ドライブラッシングは、毛細血管が冷えて血流が悪くなることを一因として起こる冷え性を改善すができ、体の温め効果が期待できます。

セルライト除去

セルライトとは、太もも裏側などにボコボコと現れ、皮下脂肪の内側に脂肪やコラーゲン繊維が沈着したものです。セルライトは、通常の脂肪と全く同じものなので食事や運動で脂肪を燃焼させればなくなりますが、太ももの裏側や下腹部分など普段使わない部分で燃焼しにくいのが特徴です。

さらに一度できたセルライトは、脂肪による圧迫で血液の流れが悪くなり、体内の余分な水分や老廃物が溜まることから、さらに肥大化してしまうおそれがあります。

そこで、ドライブラッシングを行って、リンパの流れや血流を良くします。老廃物の排出を促し、代謝が改善され、セルライトが燃焼しやすい状態に導くことができますよ。

ただし、セルライトは、皮膚の奥深くにあり、長年の生活習慣の蓄積物です。毎日5分程度で良いのでドライブラッシングを行い、セルライト除去や新たにセルライトを作らないように、毎日根気よく続けましょう。

美肌効果

ブラシで、肌表面の古い角質を除去することで、新たな肌細胞が生まれる「ターンオーバー」のリズムを改善することができ、きれいな肌を保てます。また、汚れで詰まった毛穴の奥をキレイにすることができ、肌をワントーン明るい印象にしてくれますよ。

むくみ解消

むくみは、冷え性や余分な老廃物や水分によって起こります。ブラッシングにより、血流を良くすることで、冷え性の改善や老廃物を流し、むくみの解消を促します。

ドライブラッシングの正しい方法を5部位に分けて解説

ドライブラッシングは、心臓から離れている末端から心臓に向かって行うことが重要です。ドライブラッシングは、血流を良くするのと同時にリンパの流れも良くしますよ。

血液は心臓から毛細血管に到達します。毛細血管からしみ出た血液は主に静脈を通って心臓に戻りますが、一部はリンパ管に戻ります。(リンパ管に戻ったものを「リンパ液」と言います。)
リンパ管は、体内の老廃物や余分な水分、細菌やウイルスを回収して処理する役割を持ち、流れが悪いと疲労がたまったり、免疫力が低下したりします。

リンパ管は全身の皮膚の下に網目状に広がっており、筋肉からの刺激で流れていきます。デスクワークなどで運動不足の方は、リンパ液をドライブラッシングの刺激により心臓に戻すことで、老廃物などを流す効果が高くなりますよ。

リンパ液の流れを良くして心臓へ戻すには、心臓から離れた場所から内側にマッサージするのが有効です。

手の甲から腕にかけて、くるくる回すようにブラシを当てましょう。

足は、ブラシを軽く払うように、つま先から太ももにかけてブラッシングします。特に、角質がある膝やかかとを重点的にブラッシングするのがおすすめです。

ヒップ

お尻の下の部分を、外側から内側に円を描くようにブラッシングします。

バスト

肩から鎖骨にかけてブラッシングし、脇からバストにかけて円を描くようにくるくるブラッシングします。

ウエスト

下から上に円を描くようにブラッシングします。

まず、リフトアップで小顔になるように、顎から頬骨(きょうこつ)にかけてブラッシングします。次に、鼻からおでこにかけてブラッシングし、目の周り、最後に頬骨から首筋にかけてリンパを流すようにブラッシングしましょう。

リンパを流し老廃物を除去することにより、小顔効果が期待できます。

ドライブラッシングする際のポイント3つ

バスタブ

入浴前に行う

ドライブラッシングは、入浴前に行うのがおすすめです。入浴後だと、毛穴が開き乾燥している肌に、負担をかけ、一層乾燥させてしまいます。
また、入浴前に行うことで、入浴時、肌に付着した汚れが落ちやすくなり、入浴後はボディクリームの肌への浸透がしやすくなります。

適した回数

過度なブラッシングで肌を傷めないよう、同じ場所は10回程度を目安にブラッシングしましょう。

やさしくマッサージ

肌はデリケートなため、優しくブラッシングすると良いでしょう。また、肌に吹出物や湿疹ができているとき、体調が優れないときにブラッシングすると、肌荒れを悪化させてしまうため、そんなときはブラッシングを一休みしましょう。

ドライブラッシングに適した毛の種類は?ブラシ紹介

毛によって硬さや細さが異なるので、自分の肌質や好みによって毛の種類を選びましょう。

馬毛

弾力があり、毛先が細く柔らかく滑らかなのが特徴で、敏感肌の方におすすめです。

豚毛

弾力があり、ハードな印象です。しっかりブラッシングしたい方におすすめですが、敏感肌の方は避けた方が良いでしょう。

猪毛

豚毛よりさらにコシが強いのが猪毛です。セルライト除去やしっかり角質を落としたい方におすすめです。

山羊毛

とても柔らかく、肌に優しいのが山羊毛です。セルライトや角質を落とすには物足りなさを感じるかもしれませんが、赤ちゃんに使用できるほど肌に優しいのが魅力です。

植物素材

サボテンなどの植物素材でできているブラシは、獣毛よりさらに硬いのが特徴です。毛先が不揃いなので、小さな毛穴の角質を除去する効果が高く、肌をキレイにしてくれます。ただし、肌への当たりは強いので、敏感肌の方は避けた方が良いでしょう。

サボテン

ドライブラッシング用ブラシおすすめ3選

ドライブラッシング用のブラシは、入浴用に作られてはいないため濡らすと傷んでしまうおそれがあります。ブラシのお手入れの際には、乾いた布や濡らしてかたく絞ったタオルで拭き取るだけにとどめ、ブラシ自体を洗うのは避けましょう。

【NEAL’S YARD(ニールズヤード)】ボディマッサージブラシ(コットン巾着入り)

  • 種類 天然猪毛

裏面にマッサージに使用できる木製の突起がついているため、2通りの使い方ができる『NEAL’S YARD』のドライブラッシング用ブラシです。

木製突起面は、脂肪が多い部分を叩きながら内側に流すようにマッサージして、リンパを流します。ボディクリームを塗ってからマッサージすると、肌に傷めずにできますよ。

ブラシの当たり方が心地良く、血流を改善できるブラシです。

【THE BODY SHOP】カクタス ボディブラシ

ボディショップのブラシ
・画像引用:THE BODY SHOP

  • 種類 植物素材(サボテン)

サボテンでできているため、毛先が不揃いで、硬いのが特徴です。毛穴の汚れをしっかり取り除き、硬めのブラシがセルライトの除去効果を高めてくれ、さらには血行促進され体が温まります。

敏感肌や普段から柔らかいタオルなどで洗っている方は、痛いと感じるおそれもあるため、『THE BODY SHOP』の店頭で感触を確かめてから購入した方が良いでしょう。

【ALTY】全身美容ブラシ・ロングハンドル

  • 種類 人工毛(カネゴート)

洗顔にも使用できるほど細い、直径50ミクロンの毛で、柔らかい肌触りのため、肌に優しいのが魅力です。

人工毛のカネゴートは、獣毛で一番柔らかくて肌に優しい山羊の毛に見立てて作られたもので、赤ちゃんにも使えるほどの優しい肌触りです。敏感肌や柔らかい毛が好きな方におすすめです。

ただし、セルライト除去や角質を除去したい方にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。

入浴前のスキマ時間できれいになろう!

お風呂前にブラッシングするだけで、様々な美容効果が得られるのがドライブラッシングです。これを毎日の習慣にして、肌美人を目指しましょう!