ボディミトンの利点とおすすめ7選!ワンランク上のボディケアをしたいあなたへ

突然ですが、あなたが「泡立てて身体を洗うもの」として使用しているのは何でしょうか?大定番のボディタオルはナイロンやポリエステルなど合成素材のものが多く、ゴシゴシ洗うのには適していても、あなたの肌には適していないかもしれません。肌を低刺激で丁寧に洗い上げたい、そんなときこそ知ってもらいたいボディミトンの一味違った魅力をこの記事でご紹介します。

ボディミトンの特徴って?

冒頭のボディタオルに限らず、ボディブラシ、ボディスポンジなど、身体を洗うために使う道具は何種類かあります。そのなかでも「使いづらい…」と感じてしまわれがちなのがボディミトンではないでしょうか?

ミトンの文字通り手に装着して肌を洗うボディミトンは、「手が背に回りきらない…」「全身を洗うのに手間がかかる…」といった利便性やスピード感において不便を感じ、敬遠してしまう方もいるかと思います。

しかし、美容の観点から見るとボディミトンには高いポテンシャルが秘められています。美肌効果はもちろん、敏感肌などデリケートな肌質の方にとっても、日々のケアの一助になることは間違いないでしょう。

G_34_1,ボディ ミトン

「お肌を傷つけない」「しっかり洗う」の両立

ナイロンやポリエステルのシャリシャリした生地は泡立ちが良く、「しっかり洗った!」と感じられる手応えも気持ち良いものですが、力加減を誤ると必要以上に皮脂膜を剥がして肌を傷つけてしまうのが難点です。

そもそも「合成繊維品はなるべく肌に触れさせず、泡で洗うように撫でるのが正しい洗い方」ということはご存知でしたか?しかし、そうすると手と肌の間に距離感が生まれ、しっかり洗えているかが分かりづらくなるため、ついゴシゴシしてしまう人がいるのも頷ける話ではあります。

ボディタオルと比べたとき、ボディミトンには手に嵌めていることで肌と生地の間隔を掴みやすいという利点があります。

密着した泡で肌を撫でる感覚がしっかりと感じられると、同じ合成繊維でも肌への干渉度合いが全く異なってきます。それによって自然に肌を傷つけにくいボディウォッシュができるのです。

あかすりもやっぱりミトン型が効果的

力加減がしやすいという利点は、ボディウォッシュより更にお肌を傷つけやすいあかすりにとても非常に大切なことです。

広範囲を均一にこするのではなく気になる部分の角質をピンポイントで優しくこすることで、肌への負担を薄く、垢落としを効果的に行なうことができるのです。

G_34_2,ボディ ミトン

もちろん介護や育児には定番!

合成繊維製がメジャーなボディタオルに比べ、ボディミトンは“オーガニック”“絹100%”などの製品が目立ちます。これは先述の通り「肌に優しい」というボディミトンの特徴を更に高める形になりますが、それほど敏感肌の人が多いのでしょうか?それはある意味正解です。

人によっては自分の背中が洗いにくいことで敬遠されがちなボディミトンですが、洗う相手が自分ではないのなら話は変わってきます。

自力でお風呂に入れず介護が必要な方、または乳幼児が該当します。しかしいずれも平均的に肌質が弱く、使用するものによっては思わぬ肌トラブルを招いてしまいがちです。

とは言え、全身を素手で洗うにもなかなか難しい場合がありますよね?そんなときこそ力を発揮するのが力加減のききやすいボディミトンであり、そのためにデリケートな肌に配慮した製品が多く作られているのです。

トウモロコシやシルク…ボディミトンは素材にこだわりたい!

G_34_3,ボディ ミトン

敏感肌に優しいアイテムは当然ながら普通の肌質にも優しいものです。「美肌を目指したい」「肌がくすんできたかも…」と感じる方にもおすすめしたいボディミトンですが、それならやはり素材についてもこだわった方が、より高いスキンケア効果を得られることでしょう。

定番の合成繊維の他にも、布や麻、ぐんまシルクなどのブランド品を含むシルク、エジプトコットン、なかにはほとんど和紙で作られているものもあり、選ぶのが楽しくなるほどバラエティ豊かです。

もし特にこだわりがないようなら、初めは和紙製のもの、またはポリ乳酸(天然由来の生分解性ポリエステルで、トウモロコシ繊維などが該当します)が数割配合されている素材のものがおすすめです。

これらは比較的泡立ちが良く、合成繊維素材のみで製造されたものを使用してきた方でも大きな違和感なく使用することができるでしょう。

お肌を磨き上げるマイベストを見つけよう!おすすめボディミトン7選

それでは、ここからは素材と品質にこだわったおすすめのボディミトンをご紹介していきます。

美肌のための厳選ボディミトン5選

「肌を傷つけずに優しく洗い上げたい」「美肌を目指したい!」という気持ちに応えてくれる、おすすめの5枚を選びました。

【益久染織研究所】和紡布 和防 ボディミトン

手紡ぎで編んで織られた国産オーガニックコットン、それが“和紡布”です。こちらのボディミトンは和紡布を二重にして作られており、マッサージに向く硬めの手応えが味わえます。

「肌は本来ゴシゴシとこする必要はなく、さっと表面の垢を落とすだけで大丈夫」…そういわれても不安になるものですが、この和紡布のボディミトンを使って行なえば、無理なく優しいボディケアが実現できるかもしれません。

【藤栄】日本製天然素材ミトン『ブレス』麻

厳選した国産の天然素材を使用したボディタオルで知られる、藤栄の『ブレス』シリーズから生まれたボディミトンです。麻や絹などの布素材は肌にはちょうど良いものの、残念ながら泡立ちに関しては合成繊維に及びません。

しかしこちらのボディミトンは、トウモロコシ繊維から作った天然由来のポリエステル“ポリ乳酸”を配合しているため、布素材だけでは実現できない豊かな泡立ちを可能にしています。

しっかりした洗い感のある『麻』の他、同シリーズでは『シルク』『絹』『オーガニックコットン』『備長炭』素材のものも製造されています。

【SASAWASHI】ボディミトン

『ささ和紙』と綿だけで製造された和紙ボディミトンです。あぶらとり紙の例があるように和紙は吸脂性があり、また普通の紙と異なり頑丈なため、100%天然素材でありながらしっかりとした洗い心地を味わえます。

隈笹から生まれた『ささ和紙』は洗濯を繰り返しても抗菌・防臭性が持続し、また構造上ケバがないため肌に優しいことから、大人だけではなく赤ちゃんの肌にも適しています。

【壮絹社】シルク ボディウォッシュ ミトン コクーンフィット(2枚組)

天然素材のシルクを使ったボディミトンです。シルクは「第2の皮膚」とも呼ばれるほど人間の皮膚細胞との親和性が高く、毛穴に詰まった老廃物や肌トラブルを除去し、肌をなめらかにしてくれる効果が期待できるため、美肌を求める方には最適な素材と言えるでしょう。

コスパの面でも単純に嬉しい2枚組ですが、ボディミトンは両手に装着すると格段に楽になるものです。後々起こる「もう1枚買おうかどうしようか…」というお悩みも自動的に解決してくれるのは高ポイントですね。

【くーる&ほっと】ネットロウシルクミトン 珠絹 「生絹の肌しずく」

『くーる&ほっと』のこちらの商品は、世界遺産で知られる富岡製糸場がある群馬県で生まれたブランドシルク、『ぐんまシルク』の中のひとつ『ぐんま200』を100%使用したシルクミトンです。

ロウシルクとは生絹のことですが、ぐんまシルクのロウシルクには本来なら精錬作業の際に失われてしまうシルクプロテイン『セリシン』が残存しているのが特徴です。

天然のタンパク質であるセリシンには、保湿効果、抗酸化作用、紫外線カットなど様々な機能が備わっています。

ネット状であること、精錬されていないことから、一般的なシルクとはやや異なる肌触りですが、布地に固着しているセリシンがもたらすスキンケア効果はすぐに実感できることでしょう。フェイスマッサージ用の小さなミトンも一緒についてくるのが嬉しいですね。

おすすめあかすりミトン2選

ボディウォッシュ用のボディミトンよりも、あかすりミトンを使用している方のほうが多いのではないでしょうか?韓国エステの代名詞とも言えるあかすりを気軽に家でできるというのはやはり魅力的ですよね。

あかすりをするにあたっての大事なポイントは、湯船にしっかり浸かって身体をふやかした上で行うことです。力を入れすぎると赤みや痛みを引き起こし、かえって美容に悪影響を及ぼすため、決して肌に負担をかけないよう心がけましょう。

それでも負担を感じるようなら、石鹸やボディソープの泡と一緒にこすると良いでしょう。

【くーる&ほっと】昔ながらのレーヨン袋あかすり2枚セット

袋状になっているあかすりです。使用感はミトンタイプのものとあまり変わりませんが、コンパクトなサイズのため、手が大きい方には少し使用にコツがいる可能性がある点にご注意ください。

「昔ながら」とある通り、少し懐かしく感じるデザインとしっかり硬めの感触が特徴です。2枚組のお試しセットから気軽に試せるため、あかすりがしてみたくなった方におすすめの国産品です。

【フェリモア】あかすりミトン 3色セット

両面が使用できる垢すりミトンです。友人とシェアしたり、衛生面を気にせず家族で使い分けたりできるのが嬉しい3枚セットになっています。親指を出す穴がついていることで手から外れる心配がないため、力まず優しくこすれますよ。

ボディミトンで丁寧なケアタイムを

広げたり丸めたりできるボディタオルはやはり便利で、時短にも繋がる優れたアイテムです。
しかしもしあなたが湯船に浸かってじっくり自分の肌をチェックし、メンテナンスの必要性を感じたなら、1週間に1度くらいからボディミトンでのケアを始めてみるのはいかがでしょうか?

背中に届かないならこの際ストレッチも兼ねてしまいましょう。お湯で温まりほぐれた筋肉を無理のない範囲で伸ばしていけば、柔軟性の向上が期待できます。

また、二の腕や太腿のざらつき、足のむくみ、腰回りなど、気になる部分を丁寧に見つめて意識していくことは、美肌だけではなくスタイルの変化にも繋がります。ボディミトンはただ身体を洗うだけではなく、自分の身体を大事にするきっかけとしても役立ちますよ。