最近は、液体シャンプーやボディソープなど、利便性の高い製品が身の回りに多くなりました。しかし、牛乳石鹸の「赤箱」は、固形石鹸という昔ながらの形状をしながらも、人気商品のひとつとして再びブームを巻き起こしています。ブームの理由としては、価格の安さや品質の高さが挙げられます。牛乳石鹸は、1個あたり100円程の値段で購入することができます。また、国産品質で自然由来の成分を使用しており、安全性の高い製品です。乾燥肌や敏感肌の人は特におすすめですので、ぜひ商品をチェックしてくださいね。
牛乳石鹸の歴史
牛乳石鹸には「赤箱」と「青箱」がありますが、「赤箱」の初代モデルは、1928年(昭和3年)に発売されました。当時から牛のデザインが用いられていますが、今に至るまで少しずつデザインをリニューアルしています。
また、製品の品質や優しい使い心地は変わることがなく、多くの人に親しまれています。
なお、パッケージの赤色は、古くから日本や中国などで縁起の良い色とされていることにより採用されており、歴史を感じるデザインとなっていますね。
牛乳石鹸「赤箱」の特徴と効果って?
成分
牛乳石鹸の「赤箱」の主成分は、乳脂(牛乳)とスクワランです。乳脂は牛乳石鹸の「青箱」にも含まれていますが、「赤箱」はスクワランを配合することで、より保湿性に優れた洗い心地になっています。
また、スクワランは皮脂にもともと含まれるうるおい成分であり、水よりも肌への浸透が早いのが特徴です。そのため、外部刺激から肌を守る皮脂膜となり、乾燥や紫外線などから肌を守ります。
なお、スクワランは加齢とともに減少するため、外から補う必要があります。普段のケアからスクワランを補うことで、潤いのある肌を維持することができますよ。
特徴
釜だき製法
牛乳石鹸は、国内の工場で「釜だき製法」という技法を用い作られています。釜だき製法とは、現在主流である「中和法」よりも、手間や時間がかかります。
また、中和法と比べ石鹸を大量生産することはできませんが、グリセリンなどの天然保湿成分を多く含むのが特徴です。
自然由来の保湿成分のため、肌に優しく乾燥肌や敏感肌でお悩みの人でも使いやすい石鹸です。
国産品質
牛乳石鹸は、国内の「牛乳石鹸安田工場」で製造しています。古くから製造を行っている工場のためノウハウがあり、安全性や品質が高いのが特徴です。
また、工場内には釜だき製法で使用する釜が11機もあり、日本最大規模の工場となっています。
赤ちゃんにも使える
牛乳石鹸シリーズは、着色料や香料、防腐剤、品質安定剤が無添加であり、肌が弱い人をはじめ赤ちゃんにも使用することができます。そのため、親子でお風呂に入るときも大活躍しますよ。
また、赤ちゃん用の「キューピーベビー石けん」もありますので、気になる人は使ってみてくださいね。
ミルク成分を配合
牛乳石鹸の「赤箱」「青箱」の共通成分として、ミルク成分を配合しています。ミルク成分は、肌の保湿効果があり、乾燥した肌に潤いを与えます。また、柔らかな洗い心地が特徴のため、敏感肌の人にもおすすめです。
青箱との違い
洗い上がり
牛乳石鹸の「赤箱」は、特に保湿効果が高く、洗い上がりはしっとりしているのが特徴です。
保湿成分のスクワランは、牛乳石鹸の青箱には含まれておらず、皮膚上に保湿バリアを作ります。そのため、乾燥しやすい入浴後や外出時の紫外線対策にも有効です。
香り
牛乳石鹸「赤箱」は、豊かで心落ち着くローズの香りになっています。疲れた気分を落ち着かせる効果や、至福のひとときを楽しみたい場合におすすめです。
石鹸は毎日使用するアイテムですので、心地よい香りを楽しみ、ぜひリラックスしてくださいね。
赤箱は全部で3種類!
赤箱
「赤箱」は、一番オーソドックスなタイプの石鹸です。1個あたり100g程で、1個、3個、6個の3種類の展開です。牛乳石鹸を初めて使いたい人やどれを選ぼうか迷ったときにおすすめの商品です。
赤箱125
「赤箱125」は、2013年春から展開されているシリーズです。通常の「赤箱」よりも重量が多く125gとなっています。牛乳石鹸をたっぷり使いたい人や、ご家族で一緒に使用したい人に最適です。
赤ギフト
「赤箱」を10個詰め合わせたギフト箱です。日頃の感謝やお礼をこめて送りたいときに活躍するモデルです。
牛乳石鹸を使うときの注意点4つ
しっかり泡立ててから使用する
固形石鹸のため、しっかりと泡立ててから使用するようにしましょう。泡立てが足りないまま使用すると、肌への伸びが悪く摩擦が大きくなるので、肌への負担が大きくなります。
使用の際は、少量の水と泡立ちの良いタオルなどを使うと簡単に泡立ちますよ。
固形石鹸のため、液体タイプよりも手間がかかりますが、保湿性に優れる成分が多く入っているので、必ずしっかりと泡立ててから使ってくださいね。
強く体を洗いすぎない
牛乳石鹸以外にも言えることですが、体を洗う際は、肌を強くこすり過ぎないようにしてください。強くこすると肌への負担が大きくなり、保湿効果が得られないため、肌をなでるように優しく洗うのがコツです。
特に顔などのデリケートな部分は、力がかかりづらい指先を使い、弧を描くようして洗うと負担が最小限になります。
また、水ですすぐ際は、肌をこすらないように流せば肌への負担が軽減されるので、ぜひ試してくださいね。
保管方法に気を付ける
固形石鹸のため長持ちさせるには適切な保管を行うことが大切です。汚れは石鹸の劣化を早める原因となります。使い終わった後には、まずは軽く水洗いをして、汚れを落としましょう。
その後は、石鹸の水気をしっかりとふき取ることで、雑菌が繁殖しにくくなります。固形石鹸の場合、水分が付着している間はどんどん溶けてしまうので、キッチンペーパなどで素早くふき取るのがおすすめです。
また、保管の際には、専用の石鹸置き場を使い、水分と少しでも触れないようにすることが大切です。石鹸置き場の水分も定期的にふき取ることで、より劣化を防ぐことができますよ。
なお、石鹸置き場はプラスチックや陶器だけではなく、使いやすい発泡ウレタン製の石鹸置もありますので、好みに合わせて選んでくださいね。
髪への使用は避ける
牛乳石鹸は万能に使える石鹸ですが、髪への使用は避けましょう。石鹸に含まれる成分が、髪の指通りを悪くして髪の艶をなくしてしまうからです。
牛乳石鹸は、顔や体など決められた部分に絞り使用してくださいね。
牛乳石鹸の「赤箱」でしっとり肌を手に入れよう
牛乳石鹸は手軽に買うことができ、品質の高いアイテムです。現在は、様々なタイプの製品が販売されていますが、牛乳石鹸のように古くから愛されてきた商品は、そこまで多くないのではないでしょうか。
長く愛されてきたからこそシンプルで体に優しい製品です。特に「赤箱」は、潤い感があり、しっとりとした肌触りが特徴の石鹸です。乾燥肌や敏感肌の人は、「赤箱」を使い、ぜひ理想の潤い肌を手に入れてくださいね。