介護用お風呂椅子おすすめ7選!高さや回転式商品や正しい選び方について解説

浴室内で座った状態で体を洗うことができる介護用のお風呂椅子には、筋力に応じた色々なタイプのものがあります。多くのメーカーから販売されているため、どれを選べばいいか悩んでしまうでしょう。今回は、介護用お風呂椅子の選び方などについてご紹介します。

介護用お風呂椅子の選び方

人差し指

介護用お風呂椅子とは、通常のお風呂椅子よりも座面が高くなっており、安定感があります。立ったり座ったりする動作に、負担を感じる方におすすめです

また、介助が必要な方の場合、介助者も低い位置まで腰を落とさずにサポートできるため、負担を軽減することができます。様々な介護用お風呂椅子の中でも、下記のポイントを参考に選びましょう。

身体に優しい座面

座っていると、お尻の骨が当たり痛いと感じることがあります。そのため、座面は柔らかい素材のものを選ぶといいでしょう

ソフトパッドタイプやクッションが付いている座面のものは、お尻が痛くなりにくく、細身の方でも座り心地がいいでしょう。また、座った瞬間のひんやりした冷たさも感じにくいため、寒い季節でも安心して座ることができます。

クッションは取り外せるものを選ぶと使用した後に洗って干すことができますので、衛生的に使用することができますよ。

筋力に応じた椅子

介護椅子スツール

介護用お風呂椅子には、筋力に応じた様々なタイプのものがあります。どのタイプの椅子も通常のお風呂椅子よりも頑丈にできており、滑り落ちないように工夫されています。利用者の体の状況に合わせたものを選びましょう。

スツールタイプ

座った状態を保てる方の場合は、スツールタイプがいいでしょう。座面が高いため、膝への負担が軽減されます。通常のお風呂椅子と同じように使えます。

背もたれ付きタイプ

座り続けているとつらい方や後ろに倒れそうになってしまう方は、背もたれ付きタイプを選びましょう。背もたれがあることにより、安定感が増します。背もたれが取り外せるタイプもありますので、必要に応じて選びましょう。

背もたれ肘掛け付きタイプ

介助が必要な方やふらつきが強い方、同じ姿勢を保つのが難しい方は、背もたれと肘掛け付きタイプを選びましょう。

洗髪中でも肘掛けがありますので、左右への転倒を防止することができます。介護用お風呂椅子の中でも、最も安定感に優れているタイプです

しかし、ある程度安定している方や移乗する際に、肘掛けが邪魔になってしまうこともあります。そのため、肘掛けが背もたれ側に跳ね上げられるものがおすすめです。

介護保険が適用される場合

介護用お風呂椅子は、介護保険が適用される場合があります。支給対象者は、要介護指定を受けて要支援1〜5と認定された方のみです

申請方法などに関しては各市区町村によって異なりますので、確認しましょう。

レンタルも可能

介護用お風呂椅子は、レンタルすることも可能です。日々状態が変わる介護者にとって、レンタルできるのは便利ですね。また、どのタイプの介護用お風呂椅子を選んだらいいのか、悩んでいる場合にも利用すると良いでしょう

タイプ別!おすすめの介護用お風呂椅子6選

スツールタイプ

【山善】コンフォートシャワースツール

『山善』の“コンフォートシャワースツール”は、高さ調節が幅広く、安定感のある作り、購入しやすい価格がおすすめです

座面は7段階から高さ調節可能なため、お好みの高さを選ぶことができます。また、コンパクトなサイズ感は限られた浴室内でも邪魔にならないでしょう。軽量面を考え、アルミフレームを採用しています。

座面に排水穴があるため、水が溜まらず清潔を保ちます。クッションマット付きですので座り心地も抜群です。

背もたれ付きタイプ

【山善】コンフォートシャワーチェア

7段階の高さに調節可能の背もたれ付き介護用お風呂椅子です。アルミフレームを採用し軽量面に優れ、背部には持ち手がついているため移動時に便利です

座面と背面にはクッションが付いており座り心地もよく、背もたれにもたれかかったときでも硬さを感じないでしょう。

座面に取っ手が付いていますので、立ち上がる際や不安定なときなどに体を支えることができます。6色のカラーバリエーションの中から、お好みのカラーでお風呂を楽しみましょう。

背もたれ肘掛け付きタイプ

【山善】コンフォート 折りたたみ シャワーチェア 高さ5段階

折りたたみ可能で安定感のある背もたれと、肘掛け付きタイプの介護用お風呂椅子は、折りたたんだ際に自立します。

座面にはポリエチレンのマットが付いていますので、座り心地も抜群です。肘掛けは跳ね上げることが可能ですので、移動がスムーズに行えるでしょう。5段階の高さ調節など、利便性にも優れており価格帯も抑えられているためおすすめです

【安寿】ひじ掛け付シャワーイスHP

椅子から腰を上げるのがつらい方におすすめなのが、『安寿』“ひじ掛け付シャワーイスHP”です。座面がU字溝になっているため、座ったままで局部を洗浄することができます

また、お尻が落ち込みにくい座面パッドを使用していますので、安心して座ることも可能です。座面と背もたれはクッション性に優れている素材を使用していますので、ひんやり感もなく座り心地もいいでしょう。

7段階の高さ調節ができますので、お好みの位置で使用することができます。

【パナソニック】シャワーチェア[ユクリア]ミドルSPおりたたみN

座面、背もたれ、肘掛けに、EVA樹脂が使用されている触り心地のいい介護用お風呂椅子です。防カビ加工もされており、清潔な状態を保つことができます。

2cm間隔で高さ調節ができますので、お好みの高さを細かく選ぶことができるでしょう。力に自信がない方でも、簡単に片手で折りたためるように設計されています。

浴槽内で使える介護椅子

浴槽内で使用できる介護椅子は、浴槽内での立ち座りがつらい方や、浴槽に入るときに危険を感じる方におすすめです。

浴槽に入るときの踏み台として使用したり、洗面器などを置く台座としても使用することができますので、少し高さが欲しいときに活躍してくれるでしょう

【cyberlife】浴槽内でも使える! 吸盤付きお風呂椅子 (低座面タイプ・高さ3段階調整) 軽量アルミ製

素材は丈夫で軽いアルミ製で作られています。また、コンパクトな設計のため、浴室においても邪魔にならないでしょう。座面には穴が空いていますので、水はけがよく衛生的です。

脚部に吸盤を取り付けることで、浴槽内でも浮かび上がらず、安心して使用することができます。ただし、凹凸がある床には吸着しません。

吸盤の取り外しが簡単なオープナーチェーン付きなので、強い力を入れず簡単に吸盤を剥がすことができます。3段階の高さ調節をすることができるため、好みの高さにカスタマイズして使用しましょう。

入浴が楽しくなるグッズを選ぼう

体が元気に動くときはつらくなかった入浴も、筋力の衰えとともに、座ったり立ったりの動作がしんどさを感じてきます。このような場合は、介護用お風呂椅子を使うと、体がつらさが軽減されることでしょう。

膝や腰の負担を軽減することができますので、面倒に感じていた入浴も楽になります。介助が必要な方のお手伝いをする際にも、お風呂椅子があると便利なアイテムです。

自分のためにも、介助者のためにも、使いやすくお気に入りのお風呂椅子を見つけてくださいね。