「お風呂の椅子をおしゃれなものに変えたい!」と考えている方も多いでしょう。来客があったときなど、ちらっとおしゃれなお風呂の椅子が見えると素敵ですね。しかし、お風呂の椅子にも様々な種類があります。今回は、お風呂の椅子を選ぶポイントやおしゃれなお風呂の椅子をランキング形式でご紹介します。
お風呂の椅子を選ぶ3つのポイント
まず、お風呂の椅子を選ぶ際に見るべきポイントを3つご紹介します。
素材で選ぶ
お風呂の椅子には、主に「プラスチック製」と「木製」があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
プラスチック製
お風呂の椅子として最も多いのが「プラスチック製」の椅子ですね。しかし、同じプラスチックでもさらに4種類に分けられていることをご存知でしょうか。
アクリル樹脂(メタクリル樹脂) | プラスチックの王道ともいわれている素材です。耐久性・透明性・光沢性に最も優れています。(「PMMA」と表記されることもあります) |
ポリエチレンテレフタレート | ポリエチレンテレフタレートが使用されているモノで有名なのは「ペットボトル」です。透明性や耐熱性に優れ、さらに薬品にも強い特性があります。(「PET」と表記されることもあります) |
ポリプロピレン | 耐熱性に優れ、軽いという特徴があります。また光沢ほどではありませんが、艶のある素材です。比較的安いため、食品トレーやおもちゃなどに使用されています。 |
ABS樹脂 | 樹脂材の中でもスタンダードな素材です。「A:アクリロニトリル」「B:ブタジエン」「S:スチレン」が合成されて作られています。着色されていて透明性はなく、軽いことが特徴です。 |
このように、プラスチックでも種類によってそれぞれに特徴があります。
普段、お風呂の椅子を選ぶときに素材まで意識していない方が多いでしょう。しかし、耐熱性に優れていない素材はお風呂で使用するには心もとないですよね。プラスチック製でも、どのようなプラスチックなのかを知っておくと良いでしょう。
木製
プラスチック製の風呂椅子の他に人気が高い「木製の椅子」もおすすめです。木製の椅子は、季節ごとに嬉しいポイントがあります。夏にはひんやり、冬には温かくお尻をサポートしてくれるのが木製の椅子です。
冬にプラスチック製の椅子に座ったときに冷やっとする感覚が苦手な方には、ぜひ木製の椅子を使っていただきたいですね。
また、木製の椅子といったら「香り」が素敵ですよね。お風呂に足を踏み入れた瞬間や、椅子に座った瞬間などに木の匂いがふわっと香るでしょう。リラックス効果も期待できますよ。
椅子の形で選ぶ
アーチ型
「アーチ型」の椅子は、箱のような形からアーチ型に足をくり抜いた椅子です。おしゃれなデザインが多く、足も大きくしっかりとした座り心地が幅広い方から人気を集めています。
またアーチ型の椅子は、通気性がよくカビが生えにくい設計です。さらに置き方を工夫すると、よりカビが生えにくくなるでしょう。
ただし、裏面が凸凹しているデザインのものが多いです。そのため、乾燥させる工夫をしなければ裏面にカビが生えやすくなってしまうので注意してくださいね。
コの字型
「コの字型」の椅子は、横から見るとカタカナの「コ」のように見えることから、そう呼ばれています。非常にシンプルなデザインなので、おしゃれなお風呂の椅子が欲しい方にぴったりです。
コの字型の椅子は、プラスチックの継ぎ目がなくお手入れが簡単なので多くの方から愛されている形だと言えます。継ぎ目がないということは、継ぎ目にカビが生えることもありません。
さらに、水気を拭き取るときに布でさらっと1回で拭き取ることができるでしょう。
4本足型
「4本足型」の椅子は、しっかりとした4本の足で支えてくれる安心感の強い椅子です。椅子の内側に湿気がこもることがなく、カビが生えにくい特徴があります。椅子の面積が比較的狭いので、水垢が付いてしまうことも少ないでしょう。
4本足型の椅子も、裏側が凸凹しているデザインがあります。内側のお手入れもしっかり行なってくださいね。
箱型
「箱型」の椅子は、抜群の安定感が最大の特徴です。箱のような形からそう呼ばれています。足元が危ないご高齢の方や、小さな子供におすすめのお風呂の椅子です。
一方、箱型の椅子は内側に湿気がこもりやすく、カビが生えやすいデメリットもあります。
また箱型の椅子は、お手入れをしなければならない面積が広く水垢も付きやすいです。毎日のお風呂の後に、箱型の椅子を乾燥しやすい位置に置いたり、水気を拭き取ったりといったお手入れをすることをおすすめします。
組み立て型
「組み立て型」の椅子は、主に木製の風呂椅子に多いです。板を組み立てて作られていて、踏み台のような形が特徴です。高級感もありますので、おしゃれなお風呂の椅子を探している方は検討してみてくださいね。
高さで選ぶ
お風呂の椅子を選ぶときには、高さも重要です。おしゃれな椅子を選ぼうとデザインばかりに気を取られてしまい、いざ購入して使用したら「低すぎた」「高すぎた」という失敗の声もよく耳にします。
おしゃれなお風呂の椅子を選ぶ際には、ご自宅の浴室に合っているかも重要なポイントです。
例えば、椅子だけ背が高くてシャンプー台が低いのでは不恰好になってしまいますよね。反対も同じです。お風呂の椅子を選ぶときには、高さも重視して選ぶことをおすすめします。
お風呂の椅子を買い換える前に、今まで使用してきた椅子の高さを測っておくと良いでしょう。今までの椅子の高さを測っておくことで、新しくお風呂の椅子を選ぶときに高さを決めるひとつのポイントになるからです。
おしゃれなお風呂の椅子おすすめ10選
ここからは、おしゃれなお風呂の椅子をご紹介していきます。先にご説明した、おしゃれなお風呂の椅子の選び方を参考に、お気に入りの椅子を見つけましょう。
第10位【アイリスオーヤマ】浴用いす BI-200AG
生活雑貨で有名な『アイリスオーヤマ』で販売されている「浴用いす」は、箱型の風呂椅子です。シンプルで丸みがあるおしゃれなデザインが、幅広い世代の方に人気があります。
抗菌・防カビ・撥水加工がされています。また、浴室内で滑りにくいように、足裏にはゴムがつけられているため高齢者や小さな子供でも安心です。
第9位【星野工業】桧風呂イスS
『星野工業』は、創業72年、木製品の老舗総合メーカーです。
「桧(ひのき)風呂イスS」は、ひのき以外の材料は一切使わずに作り上げています。高さは約20cmと低めですが、ひのきの香りと高級感を楽しめるおしゃれなお風呂の椅子です。
ひのきは、水や湿気に強く、肌触りも滑らかなため浴室にぴったりの素材ですね。
第8位【藤栄】Airy Dropバスチェア ホワイト AD-201
『藤栄』から販売されている「Airy Dropバスチェア」は、シンプルでありながらも柔らかなフォルムで浴室内をおしゃれにしてくれる風呂椅子です。アーチ型なので、しっかりした座り心地で安心感を感じることができます。
カラーバリエーションも豊富で、ホワイト・イエロー・ピンク・グリーン・パープル・グレーの6色展開です。ご自宅のお風呂の雰囲気に合わせることができますね。
第7位【CB Japan】バスチェアー 30
常にありそうでなかった商品を考えている生活品雑貨メーカー『CB Japan(シービージャパン)』の「バスチェアー30」です。高すぎず、低すぎずちょうど良い30cmのバスチェアーですよ。
ポリプロピレンのプラスチック製なので、軽くて耐熱性に優れています。また抗菌加工もされているため、カビが生えにくいところも嬉しいポイントですね。
『CB Japan』のバスチェアーは、陶器のような清潔感のあるホワイトカラーで、おしゃれな英語もデザインされています。バスチェアーの他にも桶などをセットで合わせると、浴室内がまとまっておしゃれですよ。
第6位【アスベル】風呂イス S30 Emeal ホワイト
『アスベル』は、無駄のないデザインが人気の生活品雑貨メーカーです。「Emeal(エミール)」は、まさに無駄のないデザインを意識して作られています。
椅子の裏側には凹凸がなくお手入れがしやすいデザインです。さらに、座ったときに椅子の角部分がお尻に当たらないように、丸みのあるフォルムになっています。
カラーは、ホワイト・ピンク・ブルー・レッド・ブラウンと5色から選べます。お風呂の雰囲気に合わせて選んでみてくださいね。
第5位【リッチェル】ハユール 腰かけTL ホワイト
ベビー用品でも有名な生活品総合メーカー『リッチェル』の「ハユール 腰かけTL」です。狭い浴室でも使えるコンパクトなサイズなので、一人暮らしの方におすすめします。
高さは約20cmと低めですが、しっかりと浴槽の縁に引っ掛けることができますのでカビ予防として上手く乾燥させられます。
お尻に触れる面積も広めに設計されており、安定して座ることができるはずです。
また、スタッキングが可能なデザインですので、ご家族が多くお風呂の椅子を複数使用する家庭にも最適です。いくつも重ねておくことができるので、浴室内がすっきりするでしょう。
第4位【I’mD】レットー コンフォートチェアM
『I’mD(アイムディー)』から販売されている「レットー コンフォートチェアM」は、座面がワイドに作られているため安定感があります。
幅約43.4cm、奥行き31cmと大きな座面ですので、両手で座面の両端を掴みながら立ち上がれます。大柄な方も安心ですね。
4本の足先にはラバーが付けられているので、滑りやすい浴室でも安定して使用することができます。シンプルでおしゃれなデザインなので、どのような浴室にも合うでしょう。
第3位【土佐龍】フロイス
木製品メーカーで「お客様に最高品質の満足を」をモットーにモノづくりを行っている『土佐龍』から販売されている「フロイス」は、四万十ひのきが使用されています。
四万十ひのきは、油脂分が多く水切れが良いのが特徴です。四万十ひのきの木目をしっかりと活かした高級感あるデザインで、浴室が一気におしゃれな印象に変わるでしょう。
冬の季節、お風呂の椅子に座ったときにひやっと感じることがなく、柔らかい肌触りの風呂椅子です。
第2位【SENKO】チェッカー バスチェア Mサイズ
『SENKO』から販売されている「チェッカー バスチェア」は、高級感あるおしゃれなデザインが特徴の風呂椅子です。チェック柄が今風で、多くの方から高い人気を誇っています。
アクリル素材なので、耐久性・透明性・光沢性に優れ、長く使用できます。また、底の部分には滑り止めのゴムが付けられているため、滑りやすい浴室内に最適です。
コの字型のバスチェアですので、通気性に優れカビが生えにくいのも嬉しいポイントですね。全体的に凹凸がなくお手入れがしやすいデザインとなっています。
第1位【フェイヴァ】アクリル製 お風呂いす サイズM
第1位は、『フェイヴァ』の「アクリル製 お風呂いす」は、アクリル素材なので丈夫で光沢があり、透明性も高い製品です。また、無地のシンプルなデザインのためどのご自宅の浴室にも似合うでしょう。
カラーは、クリア・ブルー・ブラウンの3色展開で、どれも落ち着きのある色合いになっています。底の部分には、滑り止めのためのゴムが付けられているだけの分かりやすい作りです。お手入れも簡単にできるので、ストレスなく使用できますね。
お風呂の椅子のお手入れ方法
お風呂の椅子をお手入れするときには、「乾燥」と「熱湯」を意識しましょう。
お風呂の中は常に湿気にさらされている場所で、カビが生えやすい環境が整っています。カビが繁殖する環境は以下の通りです。
- 気温25〜30度
- 湿度70%以上
- 埃、汚れ、石鹸カスなどが溜まっている
このような環境は、カビが繁殖する原因となります。特に、埃や汚れ、石鹸カスなどはカビの餌となり、カビが増殖しやすくなりますよ。
そこで、カビを増やさないようにするために、以下のことを意識しましょう。
- お風呂を出る前に、カビが生えそうな部分に50度以上の熱湯をかける
- お風呂から出る際に、できるだけ浴室の水気を拭き取る
- お風呂から出た後は必ず、換気扇を回し浴室を乾燥させる
カビの菌は、50度以上の熱湯で死滅することが分かっています。そのため、お風呂から出る前にシャワーの温度設定を50度以上にし、お風呂の椅子やカビが生えそうな場所に数十秒あてるのが効果的です。
このときに、やけどに十分注意してください。
また、上記の他にも、カビの餌となるような石鹸カスや埃などの汚れも十分に掃除をすることをおすすめします。特に、お風呂の椅子では、裏面や足の部分に石鹸カスなどの汚れが残りやすいです。意識して洗いましょう。
おしゃれなお風呂の椅子で気分を上げよう
今回は、おしゃれなお風呂の椅子をご紹介してきました。お風呂の椅子にも、素材や形など様々な選ぶポイントがあります。おしゃれの感覚は人それぞれですが、自分にとっておしゃれで使いやすいお風呂の椅子に出会えると良いですね。
また、せっかく見つけたおしゃれな椅子がカビないように、しっかりとお手入れもしていきましょう。