石鹸シャンプーには専用リンスが必要!おすすめランキングTOP5&酢・クエン酸を使った手作り方法も

「石鹸シャンプーを使い始めたけど、髪の毛のきしみが気になる」という方はいらっしゃいますか。石鹸シャンプーには、酸性成分である「石鹸シャンプー用リンス」を使用することをおすすめします。今回は髪の毛のpHについてや、おすすめの石鹸シャンプー用リンス、さらに石鹸用シャンプーの手作り方法をご紹介します。

「石鹸シャンプー」ってなに?

積み重なっている石鹸

「石鹸シャンプー」とは、石鹸で作られているシャンプーです。石鹸シャンプーの魅力は、石鹸のアルカリ成分が髪の毛や頭皮の皮脂などのタンパク質汚れをすっきりと洗い流してくれるところです。

また、一般的に販売されているシャンプーよりもシンプルな成分でできていることが多いため、添加物などの余計なものが気になる方にとっては嬉しい洗髪剤と言えます。

赤ちゃん用のシャンプーは、石鹸成分のシャンプーであることが多いです。赤ちゃんの肌は皮脂の分泌が多く、脂分をしっかり落とす必要があります。

ただし、石鹸は洗浄力が強いため大人が使うと余分な脂分まで落としてしまい、肌が乾燥してしまうこともあるでしょう。石鹸シャンプーで肌荒れを起こしてしまう方は「アミノ酸系シャンプー」などの弱い洗浄力のシャンプーに変えてみるのも良いでしょう。

石鹸シャンプー用リンスを使う理由

髪の毛を洗っている女性

石鹸シャンプーを使った後は、酸性成分である「石鹸シャンプー用リンス」を使わなければキューティクルが開きっぱなしになってしまいますので、必ずセットで使う必要があります。

人間の髪の毛は「弱酸性」が健康な状態です。しかし、先にも述べた通り、石鹸シャンプーは「アルカリ性」なので石鹸シャンプーをした後は髪の毛がアルカリ性に傾いています。

そして、髪の毛の表面にあるキューティクルはアルカリ性で開き、酸性または弱酸性では閉じている状態です。石鹸シャンプーを使うことでアルカリ性に傾いた髪の毛をそのままにしておくと、キューティクルが開いて髪の内側の栄養成分がすべて出てしまうため、傷みやすい状態になります。

キューティクルを閉じ、髪の毛を健康状態の弱酸性に戻してあげるために、酸性成分でできた「石鹸シャンプー用リンス」が必要になるのです。石鹸シャンプー用リンスを使用しなければ、キューティクルが開いたままでゴワついた髪の毛になってしまいます。

この様な理由から石鹸シャンプーを使うときには、石鹸シャンプー用リンスをセットで使ってくださいね。

石鹸シャンプー用リンスおすすめランキングTOP5

ここで、おすすめの石鹸シャンプー用リンスを5つご紹介します。どれを購入したら良いのか悩んでいる方は参考にしてください。

第5位【太陽油脂株式会社】パックスオリー リンス

【太陽油脂株式会社】が販売している「PAX NATURON(パックスナチュロン)」シリーズから、「パックスオリー リンス」をご紹介します。

石鹸シャンプーを使う方の悩みとして「髪の毛のきしみ」が挙げられますが、その悩みを解決するために天然成分を贅沢に配合しています。オリーブスクワラン・ホホバ油・精油などの天然成分が髪の毛に潤いを与えてくれます。

香りは、マンダリンオレンジ果皮油・オニサルビア油・ニュウコウジュ油が配合されているため、爽やかなバスタイムが楽しめます。

第4位【太陽油脂株式会社】パックスナチュロン リンス

続いて、同じ「PAX NATURON」シリーズのスタンダード品である「パックスナチュロン リンス」です。「パックスオリー リンス」と比べて、原材料が非常にシンプルです。添加物が気になる方や、できるだけ少ない原材料の商品を使いたいという方におすすめします。

こちらは、石鹸シャンプーできしんでしまう髪の毛を、ホホバ油でしっとり滑らかに仕上げてくれるのが特徴です。ローズマリー・ラベンダー・ユーカリ・オレンジなどの精油を混ぜ合わせたシトラスフローラルの香りで癒される方も多いでしょう。

第3位【ミヨシ石鹸】無添加せっけん 専用リンス

ミヨシ石鹸』は1986年に創業した化粧品会社です。「石鹸といったらミヨシ石鹸」が当たり前になっている方も多いでしょう。

「無添加 せっけん専用リンス」は、香料・着色料・防腐剤などの合成化学成分は一切使用していません。クエン酸も天然のものを使用し、アルカリ性に傾いた髪の毛のきしみを和らげます。成分は水・クエン酸・クエン酸Naしか使用していないため、無添加にこだわっている方にもおすすめです。

300倍に薄めて使用するタイプで、1本約600円とリーズナブルかつコストパフォーマンスに優れているリンスだと言えるでしょう。

第2位【シャボン玉石けん】無添加せっけんシャンプー専用リンス

シャボン玉石けん』は、本当に無添加の石鹸にこだわりを持って商品を作っている会社です。「人に優しいものは自然にも優しい」というコンセプトを掲げて、人体に悪影響がない商品作りに勤しんでいます。

そのようなシャボン玉石けんの「無添加せっけんシャンプー専用リンス」は、石鹸シャンプーでアルカリ性に傾いた髪の毛に必要な成分しか含まれていません。シリコン・合成ポリマー・香料・着色料・防腐剤は不使用です。

また、髪の毛をしっとりさせるためにグリセリンを配合しているため、潤いのある仕上がりになります。

第1位【ミヨシ石鹸】弱酸性せっけん用リンス

第3位の『ミヨシ石鹸』から、もう一つの石鹸シャンプー用リンス「弱酸性せっけん用リンス」をご紹介します。こちらは、食品でも使われる増粘剤「キサンタンガム」が含まれているため無添加ではありません。

それでもシンプルな原材料で作られている「弱酸性せっけん用リンス」は、希釈することなくそのまま使用できるため、少し割高にはなりますが希釈するのが面倒な方にもおすすめです。

また、指通り滑らかにするために「グリセリン」が配合されています。キューティクルを閉じるときに髪の毛の内部にグリセリンの保湿成分が浸透し、しっとりと艶のある髪の毛に仕上がるはずです。

石鹸シャンプー用リンスは手作りできる!2つの作り方を紹介

実は、石鹸シャンプー用リンスを手作りしている方も多いです。自宅にある物やドラッグストアなどで購入できる物で簡単に作れますので試してみてください。

【クエン酸またはお酢で作る】石鹸シャンプー用リンスの作り方

【材料】(250mlの分量)

  • 精製水 または 水道水…250ml
  • クエン酸…小さじ1杯
  • 精油(香りを楽しみたい方のみ)…約12滴
  • 無水エタノール または ウォッカ(精油を溶かすため)…大さじ1杯

【作り方】

  1. ガラス瓶を準備する(エタノール消毒か熱湯消毒をしておく)
  2. 香り付けを行う方は、精油と無水エタノールをガラス瓶に入れ混ぜる
  3. 別の容器(計量カップなど)に水とクエン酸を計り入れて混ぜる
  4. ガラス瓶に③のクエン酸水を入れて、精油などと混ぜ合わせたら完成

精油には癒しの効果が期待できるため、リラックスしたバスタイムを過ごしたい方は香りを楽しんでも良いですね。

なお、手作り石鹸シャンプー用リンスには防腐剤が含まれていませんので、1〜2週間で使い切ることをおすすめします。ガラス瓶を熱湯消毒する際には、火傷をしないように注意してください。

【ハーブティで作る】石鹸シャンプー用リンスの作り方

【材料】(1回分の分量)

  • ローズヒップティ または ハイビスカスティ…1袋
  • 熱湯

【作り方】

  1. ローズヒップティやハイビスカスティを熱湯で入れ、冷ましておくだけ

紅茶で石鹸シャンプー用リンスを作るのは、非常に簡単です。「ローズヒップティ」「ハイビスカスティ」のような酸性成分の紅茶を使用してください。

新しくティーバックを使うのが勿体無いという方は、紅茶として飲んだ後のティーバックでも良いですね。

ただし、熱湯で火傷をしないように注意してください。また、髪の毛に馴染ませる際には、必ず冷ましてから使ってくださいね。

石鹸

石鹸シャンプー用リンスを活用して指通り滑らかな髪へ

今回は、石鹸シャンプー用リンスについてご紹介してきました。石鹸シャンプーを使用した後は必ず石鹸シャンプー用リンスを使わなければ、髪の毛のキューティクルが開きっぱなしになってしまいます。

石鹸シャンプーは、髪の毛の汚れをすっきりと洗い流して清潔に保つことができる魅力的なシャンプーです。石鹸シャンプー用リンスを一緒に使うことで、髪の毛のキューティクルを閉じてくださいね。そして健康的な髪や頭皮を保ちましょう。